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開幕NBAを完全予想! 2025-26シーズンの優勝、地区優勝、レギュラーシーズン順位はどうなる?

Stephen Noh

坂東実藍 Miran Bando

開幕NBAを完全予想! 2025-26シーズンの優勝、地区優勝、レギュラーシーズン順位はどうなる? image

NBAは10月22日(現地21日)に2025-2026シーズンのレギュラーシーズンが開幕する。

今季は変化のシーズンとなるかもしれない。

タイリース・ハリバートンとジェイソン・テイタムが重傷を負ったことで、イースタン・カンファレンスの展望は分からなくなった。東地区で上位を競いそうなチームは新たな戦力を加えている。

ウェスタン・カンファレンスでは、ルカ・ドンチッチとジミー・バトラーがロサンゼルス・レイカーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズでのフルシーズン。ケビン・デュラントが加わったヒューストン・ロケッツも注目だ。デンバー・ナゲッツやロサンゼルス・クリッパーズは層が厚くなった。

彼らが目指したのは、オクラホマシティ・サンダーとの差を埋めることだ。昨季、王者はレギュラーシーズンで新記録となる1055点という得失点差をマークしている。

2025-26シーズンのNBAはどういったチームが成功するのか。ここでは、『スポーティングニュース』のレギュラーシーズンの順位やNBAファイナル進出チーム、優勝を飾るチームの予想をまとめる。

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2025-26シーズンのNBA予想

イースタン・カンファレンス

  1. クリーブランド・キャバリアーズ
  2. オーランド・マジック
  3. ニューヨーク・ニックス
  4. アトランタ・ホークス
  5. デトロイト・ピストンズ
  6. ミルウォーキー・バックス
  7. インディアナ・ペイサーズ*
  8. トロント・ラプターズ*
  9. フィラデルフィア・76ers*
  10. マイアミ・ヒート*
  11. ボストン・セルティックス
  12. シカゴ・ブルズ
  13. シャーロット・ホーネッツ
  14. ワシントン・ウィザーズ
  15. ブルックリン・ネッツ

*プレイイン・トーナメント

キャバリアーズの上位は東地区で確かだろう。ドノバン・ミッチェル、ダリアス・ガーランド、ジャレット・アレン、エバン・モーブリーを中心に、過去3シーズンは51勝、48勝、64勝をあげてきた。負傷やウィングの選手層への懸念はあるが、レギュラーシーズンでキャバリアーズに挑戦できるチームはないだろう。

2位争いは混戦だ。マジック、ニックス、ホークス、ピストンズはいずれも候補となる。

2011年から攻撃がリーグ平均を下回っているマジックは、デズモンド・ベインを獲得した。チームに欠けていた3ポイントショットとボールハンドリングをもたらすだろう。そしてマジックにはすでに素晴らしい守備がある。

ニックスはトム・シボドーからマイク・ブラウンにヘッドコーチが代わった。どんな試合でもNBAファイナル第7戦のように必死に戦うことを求めるシボドーだけに、レギュラーシーズンにおいては力が落ちるかもしれない。

ホークスは東地区の台風の目となる候補だ。クリスタプス・ポルジンギスとニキール・アレクサンダー・ウォーカーを加え、ジェイレン・ジョンソンが残留。東地区屈指のスターティングファイブだ。

ピストンズはケイド・カニングハムがリーグトップ15に入るほど台頭。彼やその他の若い主力は、年を重ねながらさらに成長するはずだ。キャリス・ルバートが得点力をもたらすだろう。ムーブメントシューターとしてリーグ有数のダンカン・ロビンソンも加わった。

その他のチームは予想が難しい。

ペイサーズは昨季もハリバートンが不在、ないしケガをおしての出場時に苦しんだ。セルティックスも同様で、フロントコートのローテーションはリーグワーストの部類に入る。

ジョエル・エンビードの健康問題、ポール・ジョージの昨季の低調から、76ersは予測が不可能だ。昨季バトラーを放出し、タイラー・ヒーローがケガで序盤を欠場するヒートは攻撃で苦しむだろう。それでも、いずれもプレイイン・トーナメント圏内に入る力はある。

昨季は30勝にとどまったラプターズだが、今季はそれよりもはるかに良い。昨季は8勝31敗スタートでタンクに向かったが、ロスターには本物のタレントがおり、今季は白星を二桁増やせるかもしれない。

ブルズは昨季、速いぺースの攻撃が奏功した。だが、今季はもっと相手が備えてくるだろう。また、リーグ全体もそのスタイルに向かっており、同じような利点がなくなるはずだ。

ホーネッツ、ウィザーズ、ネッツはいずれもまだ再建の初期段階だ。

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ウェスタン・カンファレンス

  1. オクラホマシティ・サンダー
  2. デンバー・ナゲッツ
  3. ミネソタ・ティンバーウルブズ
  4. ロサンゼルス・レイカーズ
  5. ヒューストン・ロケッツ
  6. ゴールデンステイト・ウォリアーズ
  7. ロサンゼルス・クリッパーズ*
  8. サンアントニオ・スパーズ*
  9. ダラス・マーベリックス*
  10. メンフィス・グリズリーズ*
  11. ニューオーリンズ・ペリカンズ
  12. ポートランド・トレイルブレイザーズ
  13. サクラメント・キングス
  14. フェニックス・サンズ
  15. ユタ・ジャズ

*プレイイン・トーナメント

王者サンダーは今季も優勝候補だ。主力を残し、守備は昨季リーグベスト。昨季は16ゲーム差で地区を制した。大きく成績が落ちたとしても、再び第1シードを得るはずだ。

2位から7位までは、ここ数年のように混戦が見込まれる。有力と予想するのは、ナゲッツ、ロケッツ、レイカーズ、ウルブズ、ウォリアーズ、クリッパーズだ。

昨季50勝をあげた3チームの一角ナゲッツは今季、戦力を上げている。キャメロン・ジョンソンは退団したマイケル・ポーターJr.を上回る、攻守両面で活躍できる選手だ。また、ブルース・ブラウンが復帰した。そしてヨナス・バランチュナスという有能な控えセンターをついに手に入れている。ニコラ・ヨキッチがけん引し、55勝前後をあげるのではないか。

ウルブズは昨季終盤、アンソニー・エドワーズとジュリアス・ランドルで勝ち方を見つけた。ただ、ポイントガードの改善が必要だ。マイク・コンリーは38歳のシーズンでスローダウンしており、ロブ・ディリングハムはまだ先発の準備ができていないと見られる。アレクサンダー・ウォーカーの退団も痛い。

レイカーズは素晴らしいチームになるはずだ。モチベーションにあふれるドンチッチは、リーグ全体に脅威となる。レブロン・ジェームズはいまだトップ15に入る選手だ(坐骨神経痛は懸念されるが)。ディアンドレ・エイトンはロブの脅威、スクリナー、ディフェンダーの役割をこなす。マーカス・スマートの守備は健在で、オースティン・リーブスがいない時に違う一面をもたらすだろう。

ロケッツはデュラントが決定的な得点力をもたらし、守備もエリートクラス。だが、フレッド・バンブリートがひざの前十字じん帯を負傷したのが大きな痛手だ。チームには信頼できるボールハンドラーが足りない。

ウォリアーズはステフィン・カリーとバトラーが一緒にプレイしていれば、リーグ屈指のチームになると見られる。昨季は彼らがいれば22勝5敗だった。だが、ロスターは高齢化しており、アル・ホーフォードの加入でさらにその傾向は強まった。健康が大きな問題となるだろう。

クリッパーズはクリス・ポール、ブラッドリー・ビール、ジョン・コリンズ、ブルック・ロペスと堅実なベテランたちがチームを向上させるだろう。守備はエリートクラスで変わらない。ただ、カワイ・レナードの契約騒動がしばらく集中を乱す可能性がある。

ビクター・ウェンバンヤマはリーグ五指に入る選手となるかもしれない。さらにスパーズはディアロン・フォックスを筆頭に興味深い戦力をそろえた。ただ、大きな問題となるのがショット力だ。昨季、ローテーションプレイヤーで3P成功率が37%超だったのは、ハリソン・バーンズとジュリアン・シャンペニーだけだった。

マーベリックスも駒はそろっている。だが、カイリー・アービングがシーズンのほとんどを欠場予定で、続くポイントガードの戦力が十分ではない。アンソニー・デイビスの健康は常に懸念される。クーパー・フラッグは新人ながら多くを求められるだろう。だが、彼は新人最年少だ。まだそれだけの役割を担うことができないかもしれない。

グリズリーズはベイン放出で明らかに後退した。ただ、まだジャ・モラントとジャレン・ジャクソンJr.がおり、勝率5割ほどを保てるだろう。マジックで3Pの力を失ったケンテイビアス・コールドウェル・ポープが復調するかもしれない。

ペリカンズとブレイザーズはワイルドカードだ。前者は変わらずザイオン・ウィリアムズ次第だ。ブレイザーズは昨季前進した様子。ドリュー・ホリデーがタフネスとベテランのリーダーシップをもたらす。だが、スクート・ヘンダーソン、ドノバン・クリンガン、ヤン・ハンセンの若手を見極める必要がある。良いチームだが、成長のための時間がかかるかもしれない。

キングスはデマー・デローザン、ドマンタス・サボニス、ザック・ラビーンと優れたスコアラーたちを擁する。だが、それぞれのピースがフィットしておらず、再編成が必要だ。

サンズはビールとデュラントの放出でリセットボタンを押したのが明らか。ジャズはスター選手をトレードするかもしれない。ラウリ・マルカネンはトレード市場で最もホットな名前のひとつだ。

Donovan Mitchell and Jarrett Allen

東地区王者予想:キャバリアーズ

昨季のプレイオフはセカンドラウンドでペイサーズに第5戦で敗れた。そのペイサーズがNBAファイナル第7戦まで戦ったことを考えれば、それほど悪くない出来だったかもしれない。

キャバリアーズはポストシーズンで健康面の運がなかった。それを避けられれば、東地区は彼らのものとなるはずだ。年間最優秀選手に選ばれたモーブリーがおり、勝負どころでのミッチェルの得点力もある。ボールが肉体管理できれば、チームの上限を高められるはずだ。そして彼らにはシーズン中に強化を続けるためのドラフト1巡目指名権が2つある。

今季は、レギュラーシーズンでの成功をポストシーズンにつなげられるシーズンとなるはずだ。

Jalen Williams Shai Gilgeous-Alexander Oklahoma City Thunder

NBA Entertainment

西地区王者予想:サンダー

キャバリアーズと比べ、サンダーはもっと厳しい道のりとなるかもしれない。西地区はサンダー、ロケッツ、ナゲッツと、少なくとも3チームが正統な候補となるからだ。そしてレイカーズ、ウルブズ、ウォリアーズがカンファレンスを制しても驚きではない。

それでも、サンダーは地区王者になれるだけのチームだ。シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは過去3シーズンのMVP投票でトップ5に入っている選手で、昨季は受賞を果たした。27歳でまさに全盛期だ。

その他の主力も上り坂にある。ジェイレン・ウィリアムズはプレイオフを通じて右手首のじん帯の負傷を抱えていたが、それでもサンダーの2番手として十分だった。彼が完全に健康なら、サンダーはもっと危険になる。

ほかにもサンダーは層が厚く、クリエイティブなマーク・デイグノートHCは様々なスタイルで異なるタイプの相手に臨むことができる。このチームに大きな弱点はない。

Shai Gilgeous-Alexander and Chet Holmgren

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NBA王者予想:サンダー

サンダーが再び西地区を制したら、東地区で対抗できるチームはないだろう。

昨季、サンダーは東地区のチームを支配した。レギュラーシーズンでは29勝1敗という成績で、平均で17.6点もの点差をつけている。唯一の黒星はキャバリアーズ戦だが、チェット・ホルムグレンとアレックス・カルーソが不在だった。そして1週間後にキャバリアーズに快勝して雪辱している。

NBAファイナルでは層の厚さと速さを生かしたペイサーズに第7戦までもつれ込まれた。そしてペイサーズとキャバリアーズのプレイには似たところがある。しかし、今のサンダーはさらに経験を積み、より優れたチームとなった。

サンダーの優勝が確実なわけではない。だが当面、圧倒的に有力な優勝候補となるはずだ。

原文:NBA predictions 2025-26: AllSportsPeople' expert picks for final standings, playoffs and NBA Finals (抄訳)
翻訳:坂東実藍

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