NBAオールスター2024のリザーブ予想 東西両地区から選ばれる14人は?

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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NBAオールスターゲーム2024のスターターは発表された。毎年恒例のリーグ最大のイベントのひとつにまた一歩近づいている。

今季のスターターに大きなサプライズはない。MVP受賞経験者のヤニス・アデトクンボ、ケビン・デュラント、ジョエル・エンビード、レブロン・ジェームズ、ニコラ・ヨキッチが筆頭。数少ない初のスターターは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、タイリース・ハリバートン、デイミアン・リラードだ。

スターターが決まり、次に注目されるのは14人のリザーブ選手。リザーブはイースタンとウェスタンの両カンファレンスから7人ずつが選ばれる。ガード部門から2人、フロントコート部門から3人、ワイルドカードが2人だ。NBA全30チームのヘッドコーチによって選出される。

両カンファレンスのスターターは以下のとおりとなった。

イースタン・カンファレンスのスターター

  • G: タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)
  • G: デイミアン・リラード(バックス)
  • F: ジェイソン・テイタム(セルティックス)
  • F: ヤニス・アデトクンボ(バックス)
  • F: ジョエル・エンビード(76ers)

ウェスタン・カンファレンスのスターター

  • G: ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
  • G: シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)
  • F: ケビン・デュラント(サンズ)
  • F: レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
  • F: ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
Donovan Mitchell and Jaylen Brown
(NBAE via Getty Images)

イースタン・カンファレンスのリザーブ予想

  • G: ジェイレン・ブランソン(ニックス)
  • G: ドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)
  • F: バム・アデバヨ(ヒート)
  • F: パオロ・バンケロ(マジック)
  • F: ジェイレン・ブラウン(セルティックス)
  • WC: タイリース・マクシー(76ers)
  • WC: トレイ・ヤング(ホークス)

スターターに関して最も議論を呼んだのは、ハリバートンと一緒にガード部門から選ばれる2人目の選手が ジェイレン・ブランソン ではなかったことだ。ブランソンは平均26.5得点、6.4アシストを記録し、1月に好調だったニューヨーク・ニックスをけん引している。

ドノバン・ミッチェル を選ぶ理由は変わらない。リーグで最も得点力のあるガードのひとりであり、多くのケガに対応してきたクリーブランド・キャバリアーズで奮闘してきた。

フロントコートでは、ボストン・セルティックスの第1シードに大きく貢献している ジェイレン・ブラウン が確実だ。マイアミ・ヒートの主力である バム・アデバヨ も、その重要性が優位に立つ。3人目を選ぶのは難しかったが、スコッティー・バーンズはトロント・ラプターズが東地区で順位を落としており、チームの成績への影響から パオロ・バンケロ とした。

タイリース・マクシートレイ・ヤング は、ガードが多い東地区の「ワイルドカード」とした。だが、どちらも非常に重要な存在だ。マクシーはエンビードと並んでスターダムにのし上がっており、ヤングは2シーズン連続で平均26得点&10アシスト超を記録している。

次点: スコッティー・バーンズ、ジミー・バトラー、クリスタプス・ポルジンギス、ジュリアス・ランドル、デリック・ホワイト

Paul George and Kawhi Leonard
(NBAE via Getty Images)

ウェスタン・カンファレンスのリザーブ予想

  • G: ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
  • G: アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)
  • F: ポール・ジョージ(クリッパーズ)
  • F: ルディ・ゴベア(ウルブズ)
  • F: カワイ・レナード(クリッパーズ)
  • WC: デビン・ブッカー(サンズ)
  • WC: アンソニー・デイビス(レイカーズ)

オールスターにふさわしい選手が7人以上の西地区は、絞り込むのが容易な作業ではなかった。

ただ、アンソニー・エドワーズポール・ジョージカワイ・レナード の3選手を選ぶことは難しくなかった。エドワーズは球団史上最高のスタートを切り、西地区の第1シードを競っているミネソタ・ティンバーウルブズのフランチャイズプレイヤーとして頭角を現している。ジョージとレナードはともに健康を保ち、ロサンゼルス・クリッパーズの好調において重要だった。ジェームズ・ハーデンも同様だが、リザーブユニットにクリッパーズから3人を選ぶのはおかしいだろう。

ステフィン・カリー は名前での選出と感じる人がいるかもしれない。だが、彼は平均26.8得点、3ポイントショット成功4.6本、成功率40.2%を記録している。ルディ・ゴベア はウルブズにおける役割と、年間最優秀守備選手賞候補となる守備の存在感の大きさから、外すのはほぼ不可能だ。

アンソニー・デイビス は今季のNBAのベストプレイヤー24人のひとりだ。それに尽きる。ロサンゼルス・レイカーズに浮き沈みがあるのは、出場を続け、おおよそ支配的だったデイビスのせいではない。サクラメント・キングスの直近の苦戦とフェニックス・サンズの好調で、デビン・ブッカー はディアロン・フォックスを上回った。

次点: ディアロン・フォックス、ジェームズ・ハーデン、チェット・ホルムグレン、カイリー・アービング、ラウリ・マルカネン、ドマンタス・サボニス、アルペレン・シェングン、ビクター・ウェンバンヤマ

原文:NBA All-Star reserves 2024: Predicting Eastern and Western Conference rosters after starters announcement (抄訳)
翻訳:坂東実藍

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