1979年からロサンゼルス・レイカーズを率いてきたバス家が、フランチャイズの過半数株式を手放すことが明らかになった。
現地時間6月18日、ESPNのシャムズ・シャラニア記者の報道によると、レイカーズの過半数のオーナー権をマーク・ウォルター氏が取得する契約が締結されたとのことだ。なお、ジーニー・バスは今後もチームの代表権を持つ責任者の役割を継続する。
この契約に基づくと、ウォルター氏による買収は約100億ドル(約1.45兆円)の評価額に基づいており、プロスポーツチームの売却としては世界最大規模の取引となる。(※1ドル=145円換算)
ここでは、マーク・ウォルター氏や今回のNBA史上最大級のオーナーシップ変更についての詳細をまとめる。
レイカーズを買収したのは誰?
マーク・ウォルター氏が、レイカーズの過半数のオーナーシップを取得することとなった。
ウォルター氏は2024-25シーズン以前からチームの約20%の株式を保有する既存株主だった。
マーク・ウォルターとは誰か?
ウォルター氏は、TWGグローバルという多角経営企業のCEO兼会長だ。2021年からレイカーズの少数株主として関わっており、ロサンゼルス・ドジャースの筆頭オーナーでもある。
彼は1960年1月1日にアイオワ州シーダー・ラピッズで生まれ、ドジャースの筆頭オーナー兼会長としての役割に加え、自動車レース組織のアンドレッティ・グローバルとWNBAのロサンゼルス・スパークスの筆頭オーナーでもある。
ウォルター氏はクレイトン大学で学士号を取得し、ノースウェスタン大学で法学博士号を取得している。
マーク・ウォルターの純資産
同18日現在、フォーブスによるとウォルター氏の資産は約61億ドル(約8800億円)にのぼる。
彼は世界で最も裕福な人物のトップ600の1人として名を連ねている。
原文:Who is buying the Lakers? Mark Walter enters reported NBA sale agreement with Jeanie Buss family
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)