ネブラスカ大の富永啓生がオール・ビッグテン・チームに選出|米大学バスケNCAA

大西玲央 Reo Onishi

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3月13日(現地12日)、レギュラーシーズンを終えた米国大学バスケットボールNCAAディビジョン1(1部)のビッグテン・カンファレンスが今季最も活躍した選手を讃えるシーズンアウォード(シーズン賞)を公表し、ネブラスカ大学の富永啓生がオール・ビッグテン・チームに選出されたことが発表された。

オール・ビッグテン・チームはコーチとメディアがそれぞれ投票するシステムで、富永はコーチ投票でセカンドチーム、メディア投票でサードチームに選出された。

ネブラスカ大学で最終シーズンをプレイしている富永は、平均14.6得点、3ポイントショット成功平均2.2本、3P成功率37.1%、フリースロー成功率87.8%を記録。カンファレンス内での成績は、平均15.1得点、3P成功平均2.4本、3P成功率38.2%、FT成功率91.7%とさらに高い数字をマークした。

富永の活躍もあって、ネブラスカ大学は3月14日(現地13日)から開催されるビッグテン・カンファレンス・トーナメントでは第3シードを獲得しており、その後開催されるNCAAトーナメント進出もほぼ確定と見られている。

富永の他に、ネブラスカ大学のフレッド・ホイバーグ・ヘッドコーチも、パデュー大学のマット・ペインターHCとともに2023-2024シーズンの最優秀ヘッドコーチに選出されている。

オール・ビッグテン・ファーストチーム

選手大学投票
ザック・イーディーパデューコーチ&メディア
ブー・ブーイーノースウェスタンコーチ&メディア
テレンス・シャノンJr.イリノイコーチ&メディア
ブレイデン・スミスパデューコーチ&メディア
マーカス・ドマスクイリノイコーチ
ジャミア・ヤングメリーランドメディア

オール・ビッグテン・セカンドチーム

選手大学投票
タイソン・ウォーカーミシガンステイトコーチ&メディア
AJ・ストールウィスコンシンコーチ&メディア
ジャミア・ヤングメリーランドコーチ
富永啓生ネブラスカコーチ
トニー・パーキンズアイオワコーチ
マーカス・ドマスクイリノイメディア
ケレル・ウェアインディアナメディア
ドーソン・ガルシアミネソタメディア

オール・ビッグテン・サードチーム

選手大学投票
ペイトン・サンドフォートアイオワコーチ&メディア
エイス・ボルドウィンJr.ペンステイトコーチ&メディア
ドーソン・ガルシアミネソタコーチ
ケレル・ウェアインディアナコーチ
ブルックス・バーンハイザーノースウェスタンコーチ
リンク・マストネブラスカコーチ
富永啓生ネブラスカメディア
コールマン・ホーキンズイリノイメディア
ブルース・ソーントンオハイオステイトメディア

大西玲央 Reo Onishi

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。