ウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでの第7戦開催が決まった。
負けたら終わりという状況で、デンバー・ナゲッツはオクラホマシティ・サンダーとの第6戦を119-107で勝利。スター選手のニコラ・ヨキッチやジャマール・マレーの活躍はもちろんあったものの、勝利に大きく貢献したのがナゲッツのロールプレイヤーたちだった。
その中でも特筆すべきなのが、2年目ウィングのジュリアン・ストローサーだ。
2025年のプレイオフ最初12試合で存在感を示せていなかったストローさーは、最も重要な局面で自身のNBAキャリア屈指のパフォーマンスを披露した。ナゲッツのシーズンを救うのに貢献したストローサーと彼のパフォーマンスについて詳しく解説する。
NBAプレイオフ情報:ライブスコア|プレイオフ日程・結果
ジュリアン・ストローサーの経歴は?
ストローサーはナゲッツの2年目のウィング選手だ。彼はNBAドラフト2023でゴンザガ大学から全体29位で指名され、ドラフト当日のトレードでナゲッツがペイサーズから獲得した。
ゴンザガ大学時代、ストローサーはその滑らかなシュートフォームで注目を集め、2023年NCAAトーナメントのスイート16でブザービーターで試合を決めるショットを放ち、マーチ・マッドネスのレジェンドという地位を確立している。
JULIAN STRAWTHER WINS IT FOR GONZAGA 😱
— The Sporting News (@sportingnews) March 24, 2023
🎥: @MarchMadnessMBB pic.twitter.com/uGI9RZVAf2
NBA入り以来、ストローサーのナゲッツでの役割は拡大を見せてきた。プレイオフでは出場機会が限られていたものの、2024-25シーズンには65試合で平均9.0得点、2.2リバウンドを記録した。
ジュリアン・ストローサーのサンダーとの第6戦スタッツ
今季のプレイオフではここまで7試合に出場し、合計17得点を記録していたストローサーだが、サンダーとの第6戦だけでその合計に迫る活躍を見せた。ストローサーが記録した15得点は、2月のシャーロット・ホーネッツとのレギュラーシーズン戦で挙げた16得点以来の活躍ぶりだ。
- 15得点
- FG 4/8(50.0%)
- 3P 3/4(75.0%)
- FT 4/4(100.0%)
- 2リバウンド
第3クォーターにストローサーは放った3本のショットを全て成功させ、8得点をマーク。ナゲッツはサンダーを32-21で上回り、このクォーターを制した。ナゲッツは最終クォーターに8点のリードを持って突入し、第4クォーターでは一度もリードを譲らなかった。
LET IT FLYYY JU
— Denver Nuggets (@nuggets) May 16, 2025
15 PTS / 3 3PM pic.twitter.com/AMKaEbjVQy
もしナゲッツが第7戦で勝利を収めれば、この試合は『ジュリアン・ストローサー・ゲーム』としてナゲッツファンたちの記憶に永遠に刻まれるだろう。
"THE JULIAN STRAWTHER GAME" 🔥 pic.twitter.com/arsRdNT0su
— NBA TV (@NBATV) May 16, 2025
原文:Who is Julian Strawther? Nuggets unsung hero steps up to force Game 7 vs. Thunder by Gilbert McGregor
翻訳:大西玲央
NBA関連記事
- 【最新版】NBAプレイオフ2025の日程・対戦カード一覧
- 【NBAプレイオフ2025展望】東準決勝:キャバリアーズ対ペイサーズ
- 【NBAプレイオフ2025展望】東準決勝:セルティックス対ニックス
- 【NBAプレイオフ2025展望】西準決勝:サンダー対ナゲッツ
- 【NBAプレイオフ2025展望】西準決勝:ウォリアーズ対ウルブズ