サンアントニオ・スパーズのジュリアン・シャンペニーは、2025年12月31日のニューヨーク・ニックス戦で3Pシュート11本を成功させ、スパーズのフランチャイズ記録を樹立した。
シャンペニーは、2022年のNBAドラフトで指名されず、フィラデルフィア・76ersと2ウェイ契約を結んだ。大学時代、シャンペニーは優れた選手であり、2021年にはビッグ・イーストのMIP(最成長選手)を受賞し、ビッグ・イースト1stチームに2度選出されていたからだ。
ドラフト指名は叶わなかったが、シャンペニーは諦めず、NBAにおける確固たる地位を築きつつある。76ersで1年過ごしたのち、スパーズと2ウェイ契約を結び、最終的にフルタイム契約を獲得。現在では、ウェストの強豪であるスパーズに欠かせない選手となっている。
ドラフト外からNBA屈指のロールプレイヤーへ
NBAのトップ選手の大半は、ドラフトで上位指名されるのが常だ。彼らは大学や他国のリーグのトップ選手であり、NBAでもその地位を手に入れる。しかし、ドラフト下位で指名されたり、指名されなかったりしたために忘れ去られた選手もまた数多く存在する。シャンペニーは後者に属し、NBA入りのために必死に努力を重ねてきた。
76ersでは出場機会が限られており、わずか2試合しかプレイできなかった。2022-23シーズンにスパーズと2ウェイ契約を結んでからも、シャンペニーは一層努力した。現在では平均27.5分出場とチームの主軸の一人となり、優れたシューターとしてチームに貢献。1試合平均5.9本の3Pシュートを放ち、37.1%の成功率で沈めている。
12月31日のニューヨーク・ニックス戦、シャンペニーはでキャリアハイのパフォーマンスを披露した。シャンペニーの3Pシュートが次々とリングに吸い込まれ、スパーズはニックスに勝利。シャンペニーは17本の3Pシュートを放ち、11本を成功させた。最終的に、36得点、6リバウンド、1ブロックと攻守両面で大活躍したのだ。
この活躍はシャンペニーのハードワークが報われた瞬間であった。彼が記録した3Pシュート11本成功という数字は、名門スパーズのフランチャイズ記録となったのだ。76ers時代とは比べ物にならないほど、彼はチームの重要なピースになっている。
ニックスに勝利したのち、シャンペニーは以下のように語った。
「(ドラフト当時を振り返って)辛かったよ。正直言って、大学時代は自分は結構良い選手だと思ってたんだ。ドラフト外で76ersに行くことになったあの夜は本当に辛かった。もちろん、泣いたし腹も立った。でもそれが僕の原動力になったんだ。そういう失望を味わうたびに、将来に向けての正確なビジョン持つことが大切なんだ」
"It was rough.. It was a hard night, I cried a lot... But I think it's just fueled the fire."
— NBA (@NBA) January 1, 2026
From undrafted to the most 3PM in a game in @spurs history...
Take a bow, Julian Champagnie 👏👏 pic.twitter.com/nlV86v4ZXi
NBAでの役割を掴み取ったシャンペニーは、これからも全力でプレーし続けるだろう。ドラフト外選手という過去を憂う必要はもうない。むしろ、かつて指名されなかった選手がここまで成長したことが、かえって彼の価値を高めている。今や彼はミッチ・ジョンソンHCのシステムにおいて、シューターとして大いに活躍している。
スパーズはリーグ屈指の強豪であり、シャンペニーはその一翼を担っている。もちろん、注目や称賛の多くはヴィクター・ウェンバンヤマやディアロン・フォックスらに集まるだろう。しかし、シャンペニーはスパーズが優勝候補へと躍進する過程で、欠かせない役割を果たしているのだ。
原文:Julian Champagnie reflects on working hard as an undrafted player
原文:小野春稀(スポーティングニュース日本版)
