今季は大きく変わったグリズリーズだが、チームの今後にとって重要な存在は変わらない。スターガードのジャ・モラントだ。今季が7年目の26歳は、健康でアグレッシブなら、リーグ最高級の選手のひとりである。
ただ、モラントは以前もコート外での問題が話題となった。そしてこの今季序盤、グリズリーズはモラントを出場停止処分に科すと発表している。
なぜ、グリズリーズはモラントを処分したのか。
なぜグリズリーズはジャ・モラントを処分した?
グリズリーズは11月2日(現地1日)、「チームに有害な行為」のために、モラントを出場停止にすると発表した。
その前日、グリズリーズはロサンゼルス・レイカーズと対戦し、112-117で敗れている。この試合でモラントは約31分間出場し、フィールドゴール14本中3本成功の8得点、7アシストという数字だった。
試合後、自分とチームのパフォーマンスは何がうまくいかなかったのか問われ、モラントは「コーチングスタッフに聞いてくれ」と返答。さらに、普段ほど試合中にエネルギーがなかったのか問われると、モラントは再び「その理由はコーチングスタッフに聞いてくれ」と答えている。
Ja Morant when asked questions from the media:
— Hoop Central (@TheHoopCentral) November 1, 2025
“Go ask the coaching staff.”
And then asked what could have been done differently, other than asking the coaching staff:
“According to them, probably don’t play me.”
(🎥 @50NuancesDeNBA)
pic.twitter.com/BNOIxhl0xa
グリズリーズは昨季、ジェンキンズを解任した際、代理を務めたトゥオマス・イーサロがその後5月に正式なヘッドコーチに就任した。
『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、「レイカーズに敗れた試合後、イーサロからリーダーシップや努力について指摘され、モラントが不適切とみられる口調で返したと報じられている」ことで、グリズリーズはモラントを処分したという。
ジャ・モラントの出場停止期間は?
グリズリーズは、モラントに1試合の出場停止処分を科すと発表した。
チームは11月3日(現地2日)にロードでトロント・ラプターズと対戦する。この試合でモラントが不在となるかたちだ。その後、グリズリーズは11月4日(現地3日)にホームでデトロイト・ピストンズと対戦する。
ジャ・モラントの過去の処分
モラントが出場停止となったのは、NBAでのキャリアにおいてこれが初めてではない。
2023年3月、モラントはインスタグラムの生配信中に銃器を見せたことで調査を受け、8試合の出場停止処分を科された。さらに同年5月、モラントは再びインスタグラムの生配信中に銃器を見せ、リーグから25試合の出場停止処分を科されている。
このため、モラントは2023-2024シーズンの開幕を逃し、12月に復帰している。
原文:Ja Morant suspension, explained: Grizzlies star to miss time for 'conduct detrimental to the team'(抄訳)
翻訳:坂東実藍
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