本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

NBAプレイオフの歴史でシリーズ1勝3敗から逆転したチームはいくつ?

Scott Rafferty

坂東実藍 Miran Bando

NBAプレイオフの歴史でシリーズ1勝3敗から逆転したチームはいくつ? image

1勝3敗からの挽回は、簡単ではない。だが、不可能でもない。

NBAの歴史において、プレイオフで0勝3敗から逆転でシリーズを制したチームは存在しない。だが、1勝3敗から逆転したケースは少なくない。そしてそのうちのひとつは、NBAファイナルでの逆転だった。

▶楽天モバイル『最強プラン』ならどこよりも安くNBA全試合見放題

最も直近で達成したのは、デンバー・ナゲッツだ。NBAプレイオフ2020で1回のみならず、2回も1勝3敗からシリーズを制した。2シリーズ連続での達成はこの時のナゲッツだけだ。

NBAプレイオフ2025では、東西両地区の決勝でシリーズ1勝3敗という展開になった。

イースタン・カンファレンスでは、ニューヨーク・ニックスがインディアナ・ペイサーズにホームで連敗スタート。敵地で1勝したが、第4戦を落とし、1勝3敗でホームでの第5戦に臨む。

一方、ウェスタン・カンファレンスではミネソタ・ティンバーウルブズがオクラホマシティ・サンダーに敵地で連敗。ホームでの第3戦で大勝し、3連敗を回避したが、第4戦で競り負け、1勝3敗で敵地での第5戦を迎える。

ここでは、シリーズ1勝3敗からの逆転劇の歴史を振り返る。

NBAプレイオフの歴史でシリーズ1勝3敗から逆転勝利したチームは?

NBAプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転を果たした例は13回だ。

最初は1968年のイースタン・ディビジョン・ファイナルのボストン・セルティックス。フィラデルフィア・76ersを下してファイナルに進出し、ロサンゼルス・レイカーズを倒して優勝を飾った。

2000年以降のプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転したのは6チーム。最も直近ではナゲッツだ。NBAプレイオフ2020のファーストラウンドでユタ・ジャズ、セカンドラウンドでロサンゼルス・クリッパーズを沈めている。

NBAプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転したチーム
シリーズ勝者対戦相手
1968イースタン・ディビジョン・ファイナルセルティックス76ers
1970ウェスタン・ディビジョン・セミファイナルレイカーズサンズ
1979東地区決勝ブレッツスパーズ
1981東地区決勝セルティックス76ers
1995西地区準決勝ロケッツサンズ
1997東地区準決勝ヒートニックス
2003東地区1回戦ピストンズマジック
2006西地区1回戦サンズレイカーズ
2015西地区準決勝ロケッツクリッパーズ
2016西地区決勝ウォリアーズサンダー
2016NBAファイナルキャバリアーズウォリアーズ
2020西地区1回戦ナゲッツジャズ
2020西地区準決勝ナゲッツクリッパーズ

NBAファイナルで1勝3敗となったチームの成績

NBAファイナルの歴史において、1勝3敗となったチームの戦績は1勝36敗だ。

1勝3敗から逆転でNBAファイナルを制したのは、2016年にゴールデンステイト・ウォリアーズを下したクリーブランド・キャバリアーズだけだ。レギュラーシーズンで73勝と最多記録を樹立したウォリアーズを相手に逆転し、キャバリアーズはクリーブランドにとって52年ぶりとなるタイトルを手にした。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部

Scott Rafferty

 

Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。