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ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが2024-2025シーズンのNBAハッスル賞に選出|NBAアウォード

大西玲央 Reo Onishi

NBA.com

ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが2024-2025シーズンのNBAハッスル賞に選出|NBAアウォード image

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NBAは4月24日(日本時間25日)、2024-2025シーズンのNBAハッスル賞に、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが選出されたことを発表した。

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2017年のNBA最優秀守備選手(ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)を受賞し、今季も最終候補に選ばれたグリーンは、DPOY受賞者としてはマーカス・スマートに続いて2人目のハッスル賞受賞者となった。

ハッスル賞は従来のボックススコアではなく、2016年のプレイオフから収集されているハッスルスタッツに基づいて贈られる賞だ。ハッスルスタッツには、ディフレクション、ルースボールの確保、テイクチャージ、スクリーンアシスト、ショットコンテスト(相手のショットに対してディフェンダーが間合いを詰める行為)、ボックスアウトなどが含まれる。スタッツはNBA.com/Statsで見ることができる。

ドレイモンド・グリーンのハッスルスタッツ

ハッスルスタッツ1分あたり順位
テイクチャージ0.00716
ディフレクション0.089815
スクリーンアシスト0.062522
2ポイントコンテスト0.188113
3ポイントコンテスト0.12252
OFFルースボール確保0.011139
DEFルースボール確保0.011636
OFFボックスアウト0.00532
DEFボックスアウト0.047910

※ランキングは58試合(チームの全82試合の70%)&平均24分超出場の143選手が対象。1試合平均出場時間が異なる選手間の比較を均等にするため、ハッスルスタッツは1分平均の値を計測する。

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ハッスル賞受賞に至るまでのグリーンの道のりは、すべてをこなす能力そのものだった。

特定のハッスルスタッツをリードすることはなかったが、グリーンは5つのカテゴリーでトップ15にランクインし、受賞者を決定するために使用される9つのハッスルカテゴリーすべてでトップ40にランクインした、同賞史上初の受賞者となった。

今シーズン、グリーンはオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジアス・アレクサンダーとともに、40試合以上出場しながら1試合平均1.45スティール、1.0ブロック以上を記録した唯一の選手となった。ディフレクション15位、2ポイントコンテスト13位、3ポイントコンテスト2位というグリーンのハッスルスタッツは、彼がなぜこのような稀な偉業を成し遂げられたかを物語っている。

Draymond Green

NBA Entertainment

NBAオールスターに4度、オールNBAに2度、オールディフェンシブチームに8度選出されたグリーンは、ハッスル賞を受賞した中でも最も多くの輝かしい経歴を持つ選手となった。35歳で、4度のNBAチャンピオンに輝いたグリーンは、この栄誉を受賞した最年長選手にもなり、ハッスルが若者だけのものではないことを証明している。

コートに飛び込んでルースボールを奪い、体を犠牲にしてチャージを取り、強打のスクリーンでチームメイトをフリーにし、あらゆるポジションで相手を守り、コート中でショットをコンテストするなど、グリーンの能力と意欲は、過去10年間のウォリアーズの成功にとってかけがえのないものだった。

今季ハッスル賞を受賞する前の過去8年間、グリーンは2016-17シーズンと2022-23シーズンに同賞の準優勝に輝き、2020-21シーズンには4位となるなど、トップ5入りを3回果たしている。

ウォリアーズが11年ぶり5度目のタイトルを目指す中(ウォリアーズとヒューストン・ロケッツはプレイオフ1回戦で1勝1敗のタイ)、グリーンのエナジー、努力、根性、ハッスルのコンビネーションは、再びチャンピオンシップへの望みの鍵となるだろう。

2024-25 NBAハッスル賞トップ5

順位選手チームPo.
1.ドレイモンド・グリーンウォリアーズF
2.ケイソン・ウォレスサンダーG
3.ガーション・ヤブセレ76ersF
4.ルーゲンツ・ドートサンダーG
5.ダイソン・ダニエルズホークスG

原文:Warriors' Draymond Green wins 2024-25 NBA Hustle Award(抄訳)
翻訳:大西玲央

大西玲央 Reo Onishi

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。

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