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なぜクーパー・フラッグはNBAドラフト1位指名が確実視されているのか

Stephen Noh

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

なぜクーパー・フラッグはNBAドラフト1位指名が確実視されているのか image

クーパー・フラッグは過去数十年で最高のプロスペクトの一人と言われている。今季、大学バスケットボール界で最年少選手となったデューク大の1年生をドラフトするため、NBAのチームはあらゆる手を尽くして獲得しようとしている。アメリカ人選手でこれほど高く評価されたのは、2019年のザイオン・ウィリアムソンや2012年のアンソニー・デイビス以来だ。

フラッグにはそれほどの価値があるのか​​? 彼の能力や大学での実績は、NBAでトップ5選手になれるほどに成長する可能性を示唆している。

リスクゼロのプロスペクトは存在しないが、フラッグはそれに限りなく近い存在だ。

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クーパー・フラッグのスタッツ

スタッツ1試合平均
得点18.9
リバウンド7.5
アシスト4.1
ブロック1.3
スティール1.5
FG%48.8
3P%36.8
フリースロー%83.0

クーパー・フラッグの体格

  • 身長: 206cm
  • 体重: 93kg
  • ウィングスパン: 216cm

クーパー・フラッグの強み

フラッグは、今シーズン途中に18歳になったばかりだが、すでに多くの人が認める大学バスケットボール界最高の選手だ。彼は攻守両面で優れ、ウイングという最も価値のあるポジションのひとつでプレーしている。

彼がこのような驚異的なスタッツを残せるのは、優れた3ポイントシューターであり、ダンクを決められる選手(チーム2位の33ダンクは、218cmのセンターで同じく指名上位候補のカマン・マルアチに次ぐ)であり、優秀なショットクリエーターでもあるからだ。フロアのどこからでも得点でき、そして両手も使える。

さらに、フラッグは高いバスケットIQを持つ優れたパサーだ。彼をドラフトするチームがどこであれ、 彼を指名したチームでは主要なボールハンドラーとなり、NBAトップクラスのオフェンスの中心になれる可能性がある。 彼はコンタクトを恐れず、頻繁にフリースローラインでプレーし、混戦の中でもうまくフィニッシュする。

また、フラッグは優れたヘルプディフェンスの感覚と高い運動量を持つエリートなショットブロッカーでもある。 彼は長いリーチとジャンプ力を持ち合わせ、NBAで複数のポジションを守れるサイズとクイックネスを備えている。彼はいつかオールディフェンシブ・プレーヤーになる可能性を秘めている。

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クーパー・フラッグの弱点

フラッグが素晴らしいプロスペクトである理由は、弱点がほとんどないことだ。 彼の強みのリストからもわかるように、非常にオールラウンドな選手である。おそらく、ドラフト前に彼について言われた最悪のことは、彼の母親の応援がうっとうしいと感じるファンがいるということだ。

大学入学前、フラッグには3ポイントショットについていくつかの懸念があった。 彼はエリートシューターではないが、3P成功率37%をマークし、その疑惑の念を大きく払拭した。

クーパー・フラッグのNBAドラフトモック予測

ドラフトモック予想: 1位指名

フラッグとラトガース大のディラン・ハーパーは、ほとんどの人のドラフト予想で1位と2位にランクにされている。ハーパーも素晴らしいシーズンを送っているが、フラッグは別次元だ。 NBAのどのチームが1位指名権を獲得しても、彼が1位で指名されるだろう。

フラッグはほとんどのドラフトで1位に値する選手だ。 ビクター・ウェンバンヤマほどのプロスペクトではないが、彼を除く過去5年間の1位指名選手の誰よりも優れている。

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クーパー・フラッグのNBA選手比較

類似選手:ジェイソン・テイタム

フラッグとテイタムは、デューク大の1年生として同じような役割を担い、同レベルの成績を残している。

テイタムはオールスター選出6回、オールNBAチームに4回選出されており、チャンピオンチームのベストプレーヤーだ。彼は優れたスコアラーであり、過小評価されているパサーであり、強力なリバウンダーだ。また、センターからガードまで守れるディフェンダーとしても過小評価されている。NBA最高の選手ではないが、おそらくトップ5か6には入るだろう。

これはかなり高いハードルだが、フラッグにはそれを越える可能性がある。 テイタムより2.5cm背が高く、リムプロテクターとしても優れている。フラッグはテイタムよりもデューク大で平均得点、リバウンド、アシスト、ブロック、スティール、ショット成功率で上回っている。テイタムはデューク大のシーズン開幕時、ボストン・グローブ紙のチャド・フィン記者に対して、フラッグはおそらく同じ年齢の自分よりも上だろうと語っていた。

フラッグは好きなNBA選手にテイタムとラリー・バードを挙げている。メイン州出身の彼はセルティックスの大ファンだ。彼のプレーを見ていると、両選手の影響が感じられる。

原文:Cooper Flagg NBA Mock Draft scouting report: Why Duke freshman is a can't-miss No. 1 pick
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)

Stephen Noh

Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。