14本全てのショットを決めNBAプレイオフ記録を樹立したクリス・ポールの偉業

大西玲央 Reo Onishi

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4月28日(日本時間29日)、フェニックス・サンズとニューオーリンズ・ペリカンズによるプレイオフ・ファーストラウンド第6戦、勝てばシリーズ突破が決まるという重要な試合で、サンズのクリス・ポールは歴史的な偉業を達成した。

ポールは試合中に放った14本全てのフィールドゴールと4本全てのフリースローを決め33得点を獲得。FG14本をノーミスでの成功はNBAプレイオフ史上最多で、新たなNBA記録を作ったのだ。

これがどれだけ凄いことなのか、過去のデータを元に検証してみよう。過去の詳細のデータを扱うサイト『Stathead』によると、NBAでポールと同じ14本全てのフィールドゴールを決めた選手がいたケースは、今回を含めてわずか9回しかない。

FGノーミスのNBA最多記録リスト

日付選手FG
1967/2/24ウィルト・チェンバレン18/18
1967/3/19ウィルト・チェンバレン16/16
1967/1/20ウィルト・チェンバレン15/15
1965/1/3ベイリー・ハウエル14/14
1969/3/11ウィルト・チェンバレン14/14
1978/12/27ビリー・マッキニー14/14
1995/1/4ギャリー・ペイトン14/14
2018/12/22トーマス・ブライアント14/14
2022/4/28クリス・ポール14/14

そのうちの4回がウィルト・チェンバレンによるものなので、歴代6人目の偉業ということになる。さらにフリースローも全て決めているケースに絞り込むと、ギャリー・ペイトンとトーマス・ブライアントに続いて3人目だ。

そしてポール以外の記録は、全てレギュラーシーズンに達成されたものだ。これまでのプレイオフ記録は、2017年にネネ(ヒューストン・ロケッツ)がオクラホマシティ・サンダー相手に決めた12本だ。プレイオフで10本以上のフィールドゴールを全て決めたケースは、ポールを含めてわずか6回しかない。

フリースロー成功率100%も条件に含めると、これまでのNBAプレイオフ記録は2012年にサージ・イバカ(サンダー)がサンアントニオ・スパーズ相手に決めてFG11本成功、FT4本成功というものになる。

ポールはそれらを全て上回り、3ポイントショット1本成功を含むFG14本全て成功、FT4本全て成功の33得点、5リバウンド、8アシストという素晴らしい数字を残し、チームをカンファレンス・セミファイナルへと導いたのだ。

この試合の彼のショットチャートは「お見事」の一言に尽きる。

Chris Paul Shotchart
NBA.com/Stats

【動画】クリス・ポールが第6戦で33得点の活躍

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Editorial Team