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【リポート】ロケッツがスティーブン・アダムズと再契約

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

Colin Keane

【リポート】ロケッツがスティーブン・アダムズと再契約 image

Jerome Miron-Imagn Images

ヒューストン・ロケッツは、2024-25シーズンの躍進をさらに加速させるべく、ロスターの強化に動いている。

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52勝30敗という好成績を収め、ウェスタン・カンファレンス第2シードだったロケッツは、フリーエージェント市場が本格化する前に、フロントコートの要を確保することを最優先事項とした。

そして現地時間6月14日、ロケッツは重要な契約延長に合意。これにより、チームの中核を担う選手が今後数年間ロケッツに留まることが決まった。

ESPNのシャムズ・シャラニア記者がX(旧Twitter)で次のように報じている。

「速報:ヒューストン・ロケッツのセンター、スティーブン・アダムズがチームと3年3900万ドルの契約延長に合意したとESPNの情報筋が伝えた。アダムズはロケッツのプレイオフ進出において重要なローテーションの一角とリーダーシップを発揮した。今回の契約により、この新たな契約によりフリーエージェントを回避できる」

2023-24シーズンを膝のケガで全休したアダムズは、今季58試合に出場。1試合平均13.7分間の出場で、5.6リバウンドを記録した。

特にプレイオフでは、その存在感がより際立った。ゴールデンステイト・ウォリアーズとの7戦に及ぶシリーズでは平均22.1分出場し、5.7得点、6.6リバウンド、1.1ブロック、フィールドゴール成功率60%という安定した成績を残し、彼がコートにいる時はチームが+44、いない時は-44と明確な影響力を見せた。

アダムズのオフェンスリバウンドにおける支配力は、ロケッツのフィジカルなプレイスタイルを象徴するものであり、彼を再契約の最優先対象としたのも当然のことだ。

今回の3年3900万ドルの契約は2028年までの完全保証付きであり、ロケッツが「今勝つ」体制への移行と継続性の重視を明確に示したものだ。また、ロサンゼルス・レイカーズなど複数のチームがアダムズに関心を示していたため、FA市場に出る前に再契約に成功したことは、ロケッツにとって大きな勝利である。

アダムズの去就が決まり、ロケッツは今後、フレッド・バンブリートの4490万ドルのチームオプションやドラフト10位指名権を含むトレードの可能性など、他のオフシーズン課題に集中することができる。

原文:Breaking: Rockets re-sign former Thunder No. 12 overall pick
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。

Colin Keane

Colin Keane is a contributing journalist for The Sporting News. Born in Illinois, Colin grew up in Massachusetts as the third of four brothers. For his high school education, Colin attended St. Mark's School (Southborough, MA), where he played basketball and soccer and served as student body president. He went on to receive a Bachelor of Arts in English Literature from Villanova University. Colin currently resides in Williamsburg, Brooklyn.