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第3戦で大活躍のマサリン ペイサーズとサンダーのベンチメンバー比較|NBAファイナル2025

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

第3戦で大活躍のマサリン ペイサーズとサンダーのベンチメンバー比較|NBAファイナル2025 image

NBA Entertainment

NBAファイナル2025第3戦は、「ベネディクト・マサリンの試合」と語り継がれていくだろう。

プレイオフ通算でわずか18試合目だったにもかかわらず、ペイサーズで3年目の控えウィングは、見事なパフォーマンスで116-107の勝利に導いた。ベンチスタートから22分間の出場ながら、試合最多となる27得点をマーク。ペイサーズはこれでオクラホマシティ・サンダーとのシリーズを2勝1敗とリードしている。

2024年のポストシーズンをケガで欠場したマサリンの出場機会は、今プレイオフを通じて波があった。だが、必要とされた時には準備を整えており、第3戦ではNBAファイナルの歴史でも3位となるリザーブ選手の得点数を記録したのだ。

マサリンの活躍はペイサーズのセカンドユニット全体にも影響し、重要な一戦でサンダーのベンチメンバーを上回ることになった。球団初の優勝まであと2勝となったペイサーズだが、マサリンの貢献はターニングポイントとなるかもしれない。

ここでは、マサリンの活躍やその影響を見ていく。

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サンダーとの第3戦でのベネディクト・マサリンのスタッツ

マサリンは22分間のプレイでフィールドゴール成功率75.0%から試合最多の27得点、4リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録した。それまでプレイオフ平均10.3得点だったマサリンにとって、ポストシーズン自己最多のパフォーマンスだ。

  • 27得点
  • 4リバウンド
  • 1アシスト
  • 1ブロック
  • 1ターンオーバー
  • フィールドゴール12本中9本成功(75.0%)
  • 3ポイントショット3本中2本成功(66.7%)
  • フリースロー8本中7本成功(87.5%)

スタッツが示すように、第3戦のマサリンはオールラウンドな活躍だった。カッティングから、ドリブルから、そして味方のチャンスメークから得点をあげている。リザーブ選手の27得点は、NBAファイナルでは2011年のジェイソン・テリー以来の数字だった。

マサリンは最初の3分間で7得点をあげると、そのまま活躍を続けている。

第3戦のペイサーズとサンダーのベンチメンバー比較

サンダーは選手層が厚いチームだが、第3戦で違いをつくったのはペイサーズの層の厚さだった。最も際立っていたのはマサリンだが、TJ・マコーネルとオビ・トッピンも特に第4クォーターで大きな活躍を見せている。

  • ベネディクト・マサリン:27得点、4リバウンド、1アシスト
  • TJ・マコーネル:10得点、5アシスト、 5スティール
  • オビ・トッピン:8得点、7リバウンド、2ブロック

マコーネルは第4Q序盤のランで重要なインバウンドパスを見せ、トッピンは終盤にリードを7点に広げるプットバックダンクを決めた。

両チームのベンチメンバーのスタッツは以下のとおりだ。

第3戦のペイサーズとサンダーのベンチメンバーのスタッツ
スタッツペイサーズサンダー
得点4918
リバウンド1410
アシスト76
スティール73
ブロック30
フィールドゴール(成功率)18/34(52.9%)6/13(46.2%)
3ポイントショット(成功率)2/9(22.2%)4/5(80.0%)
フリースロー(成功率)11/12(91.7%)2/2 (100.0%)

原文:Bennedict Mathurin's breakout fuels Pacers' reserves in win over Thunder in NBA Finals Game 3(抄訳)
翻訳:坂東実藍


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Gilbert McGregor

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。