グリズリーズのクライマンが2021-22シーズンの最優秀エグゼクティブ賞を受賞|NBAアウォード

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グリズリーズのクライマンが2021-22シーズンの最優秀エグゼクティブ賞を受賞|NBAアウォード image

NBAは5月12日(日本時間13日)、メンフィス・グリズリーズのバスケットボール運営部エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのザック・クライマンが、2021-22シーズンの最優秀エグゼクティブ賞を受賞したことを発表した。

グリズリーズの運営部を率いて3年のクライマンは、今回が初の受賞。また、33歳での受賞は、1972-73シーズンから始まった同賞の歴史で最年少での受賞となる。グリズリーズでの受賞者は、2003-04シーズンのジェリー・ウェストに続いて2人目。

投票はNBAのエグゼクティブたちによる29名の専門パネルによるもので、1位票が5ポイント、2位票が3ポイント、3位票が1ポイント。クライマンは85ポイントを獲得した(1位票16)。次点はクリーブランド・キャバリアーズの運営部代表を務めるコビー・アルトマンと、シカゴ・ブルズの運営部エグゼクティブバイスプレジデントを務めるアルトゥラス・カルニショバスで各27ポイント。フェニックス・サンズのジェームズ・ジョーンズGMと、マイアミ・ヒートのパット・ライリー社長が各26ポイントで4位タイだった。

グリズリーズはクライマン主導によるロスターで、今季のNBAで2位となる56勝26敗をマーク。単一シーズンでの球団最多勝記録を更新した。ウェスタン・カンファレンスの第2シードでプレイオフに進出しており、これは球団史上最高位となる。

今季のグリズリーズからは、ジャ・モラントがオールスターゲームのスターターに選出され、最優秀躍進選手賞(MIP)を受賞。また、テイラー・ジェンキンズ・ヘッドコーチは最優秀コーチ賞の投票で2位となった。クライマンは2019年にNBAドラフトでモラントを全体2位指名しており、ジェンキンズHCにNBAで初のヘッドコーチの職を委ねている。

同じ2019年、クライマンはブランドン・クラーク、タイアス・ジョーンズ、ディアンソニー・メルトンと、今季のチームで貴重な貢献をした3選手を獲得した。2020年11月のドラフト当日には、ボストン・セルティックス、ポートランド・トレイルブレイザーズとの3チーム間トレードで、ドラフトで全体30位指名されていたデズモンド・ベインを獲得。ベインは今季平均18.2得点をあげ、リーグ2位となる3ポイントショット成功率(43.6%)をマークし、MIP投票で5位となっている。

2021年10月と2020年2月に、クライマンはジャレン・ジャクソンJr.やディロン・ブルックスと複数年の延長契約を結んだ。ブルックスは今季、平均18.4得点をあげている。ジャクソンJr.は平均16.3得点、リーグ最多の2.27ブロックを記録し、最優秀守備選手賞投票で5位となった。

2021年8月、クライマンはシャーロット・ホーネッツ、ニューオーリンズ・ペリカンズとの3チーム間トレードで、スティーブン・アダムズや、同年のドラフトで全体10位指名されたザイア・ウィリアムズの交渉権を獲得。アダムズは今季76試合に出場(先発75試合)し、リーグ12位の平均10.0リバウンドを記録した。新人ウィリアムズは62試合に出場(先発31試合)し、平均8.1得点をあげた。

国際的な法律事務所で勤務していたクライマンは、2015年にグリズリーズ内の法律顧問として球団に加入。2018-19シーズン中にアシスタントGMを務め、2019年4月に現在の役職に昇格した。

投票結果は以下の通り。

2021-22 NBAエグゼクティブ賞 投票結果

エグゼクティブ
            (チーム)
1位票
            (5点)
2位票
            (3点)
3位票
            (1点)
合計
ザック・クライマン
            (グリズリーズ)
161285
コビー・アルトマン
            (キャバリアーズ)
25227
アルトゥラス・カルニショバス
            (ブルズ)
16427
ジェームズ・ジョーンズ
            (サンズ)
33226
パット・ライリー
            (ヒート)
33226
ブラッド・スティーブンズ
            (セルティックス)
14320
マサイ・ウジリ
            (ラプターズ)
11513
ジョン・ホースト
            (バックス)
1016
サチン・グプタ
            (ウルブズ)
1005
ニコ・ハリソン
            (マーベリックス)
0125
ダリル・モーリー
            (76ers)
0125
ティム・コネリー
            (ナゲッツ)
0103
ローレンス・フランク
            (クリッパーズ)
0103
ミッチ・カプチャック
            (ホーネッツ)
0103
ブライアン・ライト
    (スパーズ)
0103
ラファエル・ストーン
    (ロケッツ)
0022
デイビッド・グリフィン
    (ペリカンズ)
0011
ジェフ・ウェルトマン
    (マジック)
0011

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