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ロサンゼルス・レイカーズのシーズンプレビュー|NBA 2025-26シーズン

Brian Martin, NBA.com

坂東実藍 Miran Bando

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NBAの2025-2026シーズンに向けて、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズの展望をまとめる。

2024-25シーズン

成績:50勝32敗(西地区3位、プレイオフ・ファーストラウンド敗退)

2024-2025シーズンのレイカーズは、ダラス・マーベリックスからルカ・ドンチッチを獲得し、プレイオフでは2年連続となるファーストラウンド敗退の落胆に終わったシーズンとして記憶されるだろう。プレイオフではミネソタ・ティンバーウルブズに第5戦で屈した。

新しくなったレイカーズは、ドンチッチとレブロン・ジェームズが一緒にトレーニングキャンプからフルのレギュラーシーズンへと臨むことになる。前人未到の23年目のシーズンにジェームズが向かう中で、このスーパースターの力を最大限に生かすことが、今季のレイカーズの鍵となるだろう。

オフシーズンの動き

  • 再契約:ルカ・ドンチッチ(延長)、ジャクソン・ヘイズ、レブロン・ジェームズ(プレイヤーオプション行使)
  • 獲得:ディアンドレ・エイトン(フリーエージェント)、ジェイク・ラレイビア(FA)、マーカス・スマート(FA)
  • ドラフト:アドゥ・シーロー(全体36位指名、トレードで獲得)
  • 退団:ドリアン・フィニー・スミス(FA)、ジョーダン・グッドウィン(ウェイブ/保有権放棄)、トレイ・ジェミソン(ウェイブ)、シェイク・ミルトン(ウェイブ)
  • FA退団:アレックス・レン、マーキーフ・モリス

レイカーズのロスターの動きについては、2月3日(現地2日)までさかのぼる必要がある。アンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、ドラフト指名権と引き換えに、マーベリックスとのトレードでドンチッチを獲得した。そしてこの夏、レイカーズとドンチッチは3年と報じられている延長契約に合意した。少なくとも2028年まで両者のタッグは確実となる。

そのドンチッチとの延長契約に加え、レイカーズはFAで3選手を獲得して層を厚くした。2018年のドラフト全体1位指名選手エイトンや、2021-2022シーズンの年間最優秀守備選手スマート、そして若手のラレイビアだ。さらにセンターのヘイズとも再契約し、ドラフトではトレードを通じて全体36位指名のシーローを加えた。

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注目選手

レブロン・ジェームズだ。NBAキャリアで様々な新記録を樹立してきた彼は、今もそれを続けている。開幕戦でコートに立てば、NBAの歴史で初めて23年目のシーズンを迎える選手となるのだ。

ジェームズほど年齢に抗ってきた選手はいない。22年目シーズンの昨季も、70試合超に出場し、1試合平均24.4得点、7.8リバウンド、8.2アシストを記録した。1シーズンでこれ以上の数字を記録した選手は、NBAの歴史でほかに5人しかない。オスカー・ロバートソン(5回)、ドンチッチ(4回)、二コラ・ヨキッチ(4回)、ラッセル・ウェストブルック(2回)、ジェームズ・ハーデン(1回)だけだ。そして30歳超でこの数字を達成した選手はジェームズしかおらず、しかも4回達成している。

ジェームズがあとどれほどプレイするのかは、誰にも分からない。そのため、バスケットボールファンは、可能な限り、彼のプレイを楽しむべきだ。

注目ポイント

JJ・レディック・ヘッドコーチの下でドンチッチとジェームズがコンビを組む2年目は、どのようなシーズンになるのだろうか?

昨季はシーズン途中の移籍とあり、ドンチッチとジェームズは早急に互いを学び、ケミストリーを築かなければならなかった。その結果は、2人で59アシストを記録するなど、スペクタクルだった時もある。だが、トレーニングキャンプとレギュラーシーズンをフルに一緒に過ごすことで、彼らがどれほどもっと融合できるかは注目だ。

同じことは指揮官にも言える。世代を代表するタレントふたりとその他のロスターをいかに最大限に生かすか、オフシーズンをまるまる使って映像を研究し、新たな方法を模索することができたはずだ。

また、レイカーズはポストスコアラーやリムプロテクションなど、ペイント内でのエイトンの存在感をどのように組み込んでいくのか。過去2シーズンで合計54試合出場にとどまったスマートは、調子を取り戻すことができるのか。NBAで5年目を迎えるオースティン・リーブスは、さらに飛躍することができるのだろうか。

原文:2025-26 Season Preview: Los Angeles Lakers(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。