サンフランシスコ・ジャイアンツはこの冬、2026年のMLBシーズンに向けて、ジャスティン・バーランダーを欠くローテーションを強化するため、先発投手の補強を狙っている。
幸いにも、この冬のFA市場にはいくつか有力な選択肢が残っている。レンジャー・スアレス、フランバー・バルデス、そして今井達也は、ディラン・シーズがトロント・ブルージェイズと総額2億1,000万ドルで契約した後も市場に残るトップクラスの投手だ。
しかし、ESPNのバスター・オルニー記者 によると、ジャイアンツのファンにとって、今井および他のトップFA投手の獲得競争に関して、悪いニュースが届いたという。
ジャイアンツファンに届いた悪い知らせとは?
「ジャイアンツは、日本のトップFA投手である今井達也に興味を示していた。しかし、ジャイアンツが探しているのは安い投手ばかりで、今井クラスの高額な投手を獲得することはなさそうだ」とオルニー記者は報告している。
このオルニー記者の最新情報は、ジャイアンツが今冬のトップFA投手を獲得する可能性にとって、大きなマイナス材料となった。
本来、今井はジャイアンツにとって理想的な補強候補と見られていた。投手陣の補強ニーズ、西海岸という立地、そして今井自身が大谷翔平やロサンゼルス・ドジャースと戦いたいという意欲を持っていたからだ。しかし、今回の報道により、ジャイアンツが今井を獲得する可能性はほぼなくなったと言える。
さらに厳しいのは、この状況が今井だけに限らない点だ。ジャイアンツは、他のトップクラスの先発投手の市場にも参戦しない可能性が高い。
この報道から判断すると、レンジャー・スアレス、フランバー・バルデス、そして今井達也がサンフランシスコへ移籍する見込みは、ほぼ完全に否定された形となった。
次の候補として名前が挙がるのは、マイケル・キング、ザック・ギャレン、ニック・マルティネス、クリス・バシット、メリル・ケリー、ザック・リッテルといった投手たちだ。悪くはないものの、ドジャースと競り合う現状を考えると、ジャイアンツが市場の 一流投手 に興味を示していないことはやはり物足りない。
オルニー記者の報告によれば、今井、バルデス、スアレスはいずれも他球団へ向かう可能性が高く、バスター・ポージーを中心とするジャイアンツ首脳陣は、現時点でトップ投手の獲得を目指すプランを持っていないようだ。
原文:Giants get bad news on Tatsuya Imai free agency odds from ESPN insider
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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