ニック・トーレスにとって、MLBを離れてからの道のりは長かった。
32歳のトーレスがMLBで最後にプレイしたのは2018年テキサス・レンジャーズ傘下の3Aだった。
彼はもともと2014年、サンディエゴ・パドレスからドラフト4巡目で指名された選手で、近年はメキシコリーグで活躍し、2025年にはMVPに輝いている。
2021年からメキシコのアルゴドネロス・ウニオン・ラグーナでプレイするトーレスは、ここまで通算打率.343、OPS1.025を記録している。
ニューヨーク・ヤンキースはこれに注目し、現地27日(土)、トーレスと契約を結んだ。
Yankees sign 2025 Mexican League MVP Nick Torres
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) December 27, 2025
32-year-old right-handed first baseman and outfielder has hit.343 with a 1.025 OPS since 2021 for Algodoneros Unión Laguna. A 2014 4th round pick by the Padres, Torres' last MLB affiliation was Triple-A in 2018 for the Rangers pic.twitter.com/uo1LQ3AlPT
(ヤンキースが2025年のメキシカンリーグMVPとサイン。32歳の右の一塁手/外野手は2021年以来アルゴドネロス・ウニオン・ラグーナでプレーし、通算打率.343、OPS1.025を記。2014年パドレスの4巡指名選手がMLBでの最後にプレイしたのは2018年レンジャーズの3Aだった)
メキシコリーグのピッチングはMLBと比べてかなりレベルが下がるため、トーレスが通用するかは全くの未知数だ。
だがヤンキースは賭けてみる価値があると考えた。
メジャーでも通用するところを見せられれば、プラトーン要員としては使えるだろう。
うまくいかなかったとしてもいい話だ。トーレスは努力を重ね、再びチャンスを掴んだのだ。
原文:Yankees sign Mexican League MVP with 1.025 OPS since 2021
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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