本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

トレードが噂されるパイレーツのブライアン・レイノルズはヤンキースもドジャースもお断り!?

石山修二 Shuji Ishiyama

Nick Radosevich

トレードが噂されるパイレーツのブライアン・レイノルズはヤンキースもドジャースもお断り!? image

ニューヨーク・ヤンキースはここにきて調子を落として直近10試合で7敗を喫し、アメリカン・リーグ東地区の首位から転落した。

首位のトロント・ブルージェイズとは3.5ゲーム差をつけられており、ワールドシリーズ出場は確実と見られていたチームがその勢いを取り戻すためには課題が山積みの状況となっている。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

ヤンキースは他のすべての優勝候補同様、トレードデッドラインに向けて投手陣の強化を目指すだろう。しかし良い選手を獲得できるのであれば、今いる選手たちの出場機会を犠牲にすることも辞さないはずだ。

ところが、ヤンキースが補強候補として注目していた可能性のあるパイレーツのブライアン・レイノルズがここにきてトレード先として拒否する6チームのリストを公表し、そのリストにヤンキースが含まれていると報じられた

レイノルズは、マイケル・コンフォートが不振にあえぐドジャースの補強候補としても名前が挙がっていたが、そのドジャースもこの拒否リストの中に含まれている。

「『Pittsburgh Post-Gazette』紙のノア・ハイルズ氏によると、この条項にはニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、トロント・ブルージェイズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレスが含まれている」と、スポーツニュースサイト『Bleacher Report』のザック・バッカー氏は書いている

多くのプレーオフ候補のチームが含まれるこのリストには首を傾げる向きも多いが、その理由は語られていない。

30歳のレイノルズは85試合で10本塁打、45打点を記録しているが、打率.229/出塁率.294/長打率.378と低調な数字にとどまっている。

2021年にはオールスター選出も受けているレイノルズは過去4シーズンにわたって24ホーマー以上を打ってきたが、今季はこのままいくと18本塁打で終わってしまうペースだ。

それでも、左翼手の打撃不振に悩むフィラデルフィア・フィリーズはレイノルズ獲得に最も興味を示すと見られている。

レイノルズは2023年4月に8年総額1億675万ドル(1ドル145円換算で約154億7875万円)の契約延長を結んでいるため、どのチームがトレードをまとめるにしても相当なプロスペクトを含む交換要員のパッケージを差し出す必要があるだろう。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Yankees receive harsh message from Pirates All-Star trade candidate
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Nick Radosevich