ニューヨーク・ヤンキースは、大物フリーエージェントが登場するたびに話題に上るチームだ。
最新のニュースでも、ヤンキースは松井秀喜を彷彿とさせる日本人パワーヒッターの獲得を噂されている。
村上宗隆は日本プロ野球(NPB)の2025年シーズン終了後にフリーエージェントとなる可能性が高まっている。もしそうなれば、ヤンキースが彼を獲得するために動くことは確実だ。
村上はNPBの日本人選手によるシーズン最多本塁打記録(2022年に56本)保持者である。過去8シーズンで242本塁打を放ち、キャリア通算の長打率は.544を誇る。
「ムラカミはMLBでも30本塁打を打てるパワーを持ち、打率.240から.260は残せるバッターだ」と、スポーツニュースサイト『The Athletic』のジム・ボウデン氏は伝えている。
「三塁手の守備としては平均以下だが一塁手としては十分。今季はキャリアで初めて左翼手としてもプレーした」
ボウデン氏はヤンキース以外にも、レッドソックス、タイガース、マリナーズ、レンジャーズ、パドレスが興味を示すだろうと挙げている。
ボウデン氏がリストアップする2025-26年フリーエージェント・ランキングでは、村上はカイル・タッカー(カブス)、アレックス・ブレグマン(レッドソックス)、ピート・アロンソ(メッツ)、カイル・シュワーバー(フィリーズ)、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)、コディ・ベリンジャー(ヤンキース)に続く7位に挙げられている。
ただ、他の選手に比べると村上の獲得にはリスクも伴う。なぜなら、リーグ間をまたぐ移籍では常に適応能力の問題がついて回るためだ。
しかし、潤沢な予算で補強を進めていくメッツを牽制する意味でも、ヤンキースはこのオフ、大型補強に踏み切ることが必要とされる可能性がある。村上はその有力な候補となるかもしれない。
原文:Yankees predicted to sign 56-HR Japanese superstar as next Hideki Matsui
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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