ニューヨーク・ヤンキースは今週末、ロサンゼルス・ドジャースとの3連戦を行うためにドジャー・スタジアムに乗り込む。
2023年、そのドジャー・スタジアムのライトでプレーしていた際にアーロン・ジャッジはフェンスに衝突し、足の親指の靭帯を断裂した。
.@TheJudge44 quite literally runs through a wall for his team. 😱 pic.twitter.com/DzH6HHitJL
— MLB (@MLB) June 4, 2023
このドジャー・スタジアムでの怪我でジャッジは42試合を欠場した。2024年のジャッジは主にセンターでプレーしていたので、昨年ヤンキースがドジャー・スタジアムで試合した時に同じことが起こる心配はなかった。しかし、今シーズンはジャッジが再びライトに戻ったため、あの時のことを思い出す人も少なくないだろう。
ポッドキャスト番組「Talkin' Yanks」に出演したアーロン・ブーン監督は、2023年の再発を懸念してジャッジをライトから外すことはないと認めた。
「いや、彼はライトを守るよ」
ブーン監督はキッパリと答えた。
ジャッジは今年、打撃面で驚異的なシーズンを送っているが、目立ちはしないもののライトの守備でも非常に良いプレーを見せている。昨シーズンはフアン・ソトをライトに起用していたため、ジャッジはセンターを守っていた。だがライトへと戻った今年、『Baseball Savant』のデータによるとスタッツ的にも平均を上回る守備をパフォーマンスを発揮している。
ジャッジとヤンキースがドジャー・スタジアムを訪れるのは昨年のワールドシリーズとなる。ドジャースのビッグ3である大谷翔平、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツは好調を維持し、先発投手陣は故障者続出で深刻な状況だ。
一方、ヤンキースは昨シーズンとは別のチームに生まれ変わろうとしている。ポール・ゴールドシュミット、ベン・ライス、コディ・ベリンジャーがヤンキース打線に新たな活力をもたらし、マックス・フリードもヤンキースで好投を続けている。
ジャッジがどこのポジションに入るにせよ、ワールドシリーズを目指し、共に地区首位に立つ両チームの顔合わせ、楽しみなシリーズとなる。
原文:Yankees make Aaron Judge position change decision as team visits Dodger Stadium
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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