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Uberドライバーからメジャーリーガーへ ヤンキースのJ.C.エスカーラがメジャー初ホーマー

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

Uberドライバーからメジャーリーガーへ ヤンキースのJ.C.エスカーラがメジャー初ホーマー image

現地27日(日)の夜、野球界で語り継がれていくであろうストーリーに新たなチャプターが書き加えられた。

ニューヨーク・ヤンキースのキャッチャー、J.C. エスカーラがヤンキー・スタジアムの右中間深くへホームランを放った。エスカーラにとってメジャーリーグ初ホームランだった。

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ベースを一周し、ダグアウトに戻ってきたエスカーラは満面の笑みを浮かべると、チームメイトと一緒に車のステアリングを握る仕草を見せて喜びを分かち合った。

そのセレブレーションに込められていたように、エスカーラのメジャーリーグへの道のりは他の選手たちとは少し変わっていた。

2022年にボルティモアから解雇されたエスカーラは、翌2023年シーズンはプロの野球選手としてプレーする場所がなく、Uberのドライバーとして働くことで生計を立てていた。

2024年に改めてヤンキースの契約を手にし、2Aと3AでプレーとトリプルAでプレーすると、今年は開幕ロスターに彼を連ね、4月3日にはついにメジャーリーグ初先発を果たした。

開幕の日、Uberに乗ってヤンキー・スタジアムに向かったというのもすべて巡り合わせだったのだろう。

現在30歳のエスカーラは近々第一子誕生も控えていると言う。

エスカーラにとってここまでのキャリアは本当に特別な旅路だった。

まるで彼のここまでのキャリアが白いボールに凝縮され、ブロンクスの空にアーチをかけたような瞬間だった。

日曜日の夜、エスカーラはバットを落とし、ホームプレートで一瞬立ち尽くすと、その打球がスポーツ界で最も有名な球場のライトスタンドへと飛んでいくのを見あげていた。

その瞬間、ヤンキー・スタジアムはスポーツ界で一番クールな光景だったに違いない。

(豪快な一発 🚀 J.C.エスカラのメジャー初ホームラン)

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原文:Yankees' J.C. Escarra went from Uber driver to MLB home run hitter
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。