ニューヨーク・ヤンキースのジャズ・チザムJr.は現在故障からの回復中だが、その回復プロセスをスキップしてチームに合流したいと希望している。
チザムは現地4月29日(火)、右腹斜筋に重度の肉離れを負い、それ以来戦線離脱を余儀なくされている。開幕当初は好調なスタートを切ったものの、その後は調子を落として打率.181/出塁率.304/OPS.714と数字は落ち込んだものの、30試合で7本のホームランを放っている。当初ヤンキースはチザムの復帰に4〜6週間かかると考えていたが、復帰が近づくにつれ、ほぼスケジュール通りに推移していると考えられている。
『ニューヨーク・ポスト』紙のマーク・サンチェス氏は、20日(火)にブロンクスで開催されたチャリティイベントに参加したチザムが自身の回復状態について語り、リハビリのためのマイナーリーグ行きは回避したいと希望したことを報じた。
「(復帰は)もうすぐだ」とチザムは言った。
「ただ、リハビリのためにマイナーへ行くのは勘弁してほしい。一度も好きだったことはない」
ただサンチェス氏によれば、アーロン・ブーン監督は確定していないものの、1試合だけでも傘下のチームでプレーする必要があるだろうと考えていると言う。
「1試合か2試合か、何かはやるだろう」とブーン監督は火曜日に語った。
「しかし、まだ本当に話し合ったわけではない」
すでにチザムはピッチングマシンで速球を打ち始めるなど、復帰への準備を進めている。ブーン監督がリハビリのためにチザムをマイナーリーグへ送るかどうかは不明だが、いずれにせよ、チザムの早期復帰は大歓迎だろう。
原文:Yankees Jazz Chisholm Jr. takes bold stance on return from injury
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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