もしニューヨーク・ヤンキースが怪我から復帰するジャンカルロ・スタントンを指名打者としてレギュラーで起用する場合、ベン・ライスをどこでプレーさせるか考える必要がある。
スタントンの不在中に頭角を表した左のスラッガーはあまりに好調すぎて、ラインアップから外すことは考えづらい。
ただ、ヤンキースの一塁ではこのオフに獲得したポール・ゴールドシュミットがいる。それもあってか、ライスは最近、試合前のウォームアップで三塁でゴロを処理して注目を集めた。シーズン当初にはショートの練習に入っていたこともあった。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督はそれについて質問を受けると、何の意味もないと答えた。
「特に意味はない。今はただ楽しんでやっているだけだ」
しかし、意味はなくともチームにとって価値はありそうだ。
ヤンキースは今季、三塁のポジションに難を抱えている。もしライスがそこに収まってくれるなら完璧なシナリオになるだろう。
この先、試合前の練習で何度となく練習していけば、ある日突然、正三塁手誕生と言うことになるかもしれない。
もちろん三塁のポジションは簡単ではないが、ライスが現在のバッティングを維持できるのならば、少しくらいの守備面のマイナスは目をつぶることができるはずだ。
メジャー2年目のライスはここまで打率.250/出塁率.348/長打率.529をマーク、ホームランは9本記録し、すでに昨年の数字(7本)を上回っている。
スタントンはまだリハビリを開始していないが、早い復帰が待ち望まれている。その間にライスが試合前の練習でもっと三塁の守備を楽しんでおけば、いざという時に役立つかもしれない。
原文:Yankees' Ben Rice hints at shocking decision with Giancarlo Stanton injury return looming
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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