アーロン・ジャッジは、この先も多くのホームランを量産することだろう。
33歳のニューヨーク・ヤンキースのスター選手は現在、39歳までの契約を結んでいる。彼にはそこで辞めるつもりはない。
ジャッジは『The Athletic』のイアン・オコナー氏に対し、自身の「プラン」では40代までプレーするつもりだと語った。
もしジャッジがMLBであと10年近くプレーするなら、こんな計算が成り立つ。
ヤンキースのチーム史上歴代最多本塁打記録(ヤンキースの選手として打ったホームランのみ)はベーブ・ルースの659本で、ミッキー・マントルの536本、ルー・ゲーリッグの493本が続いている。
オールスターブレイク時点でのジャッジの通算本塁打数は350本となっている。
「ジャッジが今年55本(現在35本)のホームランを打ってキャリア通算370本に達した場合、ルースの記録に到達するには8シーズンで平均36本のホームランを打つ必要がある」とオコナー氏は書く。
「ジャッジの運動能力、野球への姿勢に加え、キャリア終盤には脚の負担を軽減すべくフルタイムのDHとしてプレーできると考えると、その数字は充分に現実的だ」
ジャッジは、ルースよりも241試合少ない試合数で350本塁打を達成した。
ジャッジにとって不利に働いているのは、カリフォルニア州立大フレズノ校で3年のキャリアを過ごしてからのプロ入りだったため、MLBデビューを飾った時には24歳になっていたことだろう。
しかし40代までプレーするとなれば、その遅れも一部相殺できる。
そして、ジャッジは史上最高のヤンキースの選手として名を残す可能性に挑戦することになる。
20世紀の伝説的な選手たちを凌駕する選手が登場することなど、誰が想像しただろうか?
ジャッジはその歴史に挑んでいく。
原文:Yankees' Aaron Judge reveals how long he plans to play in MLB, creating chance to catch Babe Ruth
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスがヤンキースへのトレードの噂にコメント
- フィリーズのカイル・シュワーバーがフリーエージェントとなる来季の行先を示唆
- ツインズのバイロン・バクストンがトレードの噂を笑顔で一蹴
- パドレスのダルビッシュ有が新記録となる日米通算204勝目へ現地19日のナショナルズ戦で先発予定
- メジャーリーグベースボール選手会が主張するサラリーキャップに対するスタンスは他リーグとして比較して正当なのか
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?