アーロン・ジャッジは今季、ベーブ・ルースに匹敵する驚異的なシーズンを送っている。
そして実際に100年を超えるベーブ・ルースのMLB記録を破る可能性も浮かんできた。
現代のニューヨーク・ヤンキースのスラッガーは、ヤンキース史上に名を残すレジェンド、ルースが1921年に樹立して以来、いまだ破られていない総塁打数の記録を更新するペースで打ち続けている。
ルースが保持するMLB記録は457だが、MLB.comによるとジャッジは今のペースでいけば466の新記録を樹立することになる。
「サミー・ソーサが2001年に425を記録して以来、420以上の総塁打数を記録した選手はいない」とMLB.comのジェイソン・フォスター氏は書いている。
「2001年以降は400に到達した選手すらいなかったが、昨シーズンに大谷翔平が久々に411の総塁打数を記録した。ジャッジのキャリアハイは2024年に記録した392だ」
今のペースで打ち続けることができれば、ジャッジは今季、55本塁打、42二塁打、6三塁打でシーズンを終えることになる。また、キャリアハイの246安打の達成も可能だ。
しかしこのルースの記録に迫るためには、ジャッジはこの先も打率.400近いハイペースで打ち続ける必要が出てくる。
1921年のシーズン、ルースは44二塁打、16三塁打、59本塁打、95単打を記録した。打率は.378、出塁率.512、長打率.846だった。
MLB史上でも屈指のレジェンドが残した歴史的なシーズンと肩を並べるようなパフォーマンスをジャッジが見せていること自体、信じられないことだ。
原文:Yankees' Aaron Judge on pace to break insane Babe Ruth 1921 record
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- 大谷翔平が約2年ぶりとなる実戦形式の投球を終えて『二刀流』復活に向けて前進
- 松井秀喜以来の日本人スラッガー獲得へ、ヤンキースが村上宗隆の獲得へ動くと米報道
- 山本由伸、佐々木朗希、今永昇太ら日本人投手の次回登板予想
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?