MLB.com によれば、11月1日(日本時間2日)に行われた2025年ワールドシリーズ第7戦は、1991年以来34年ぶりにワールドシリーズ史上最多となる視聴数を記録した。
ロサンゼルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズが対戦した一戦は、アメリカ、カナダ、日本を合わせて5100万人の平均視聴数を記録。最高視聴者数を記録したのは、米国東部時間の午後11時45分から深夜にかけての間に約3310万人だ。
シリーズ全体では平均3400万人が視聴し、1992年以来最多の視聴者数だった。米国とカナダの合計視聴者は、前年比46%増の2430万人でこちらも史上最多規模となり、カナダと日本を合わせた平均視聴者数も1790万人に達し、史上最大の海外視聴者数となった。
日本は、開始時間が午前9時だったにもかかわらず、第6戦は『NHK総合』で1310万人を記録し、単一ネットワークでの史上最高視聴数になった。第7戦は『NHK BS』で1200万人とやや減少したが、シリーズ全体の平均視聴者は970万人だった。
アメリカでも、『FOX』系列による7試合平均視聴者は1610万人で、2017年以来最多を記録。『MLB Network』の番組も軒並み前年を大幅に上回る好調ぶりだった。また、17歳以下の若年層の視聴者数も2017年以来最多と、若年層の野球への関心も高まっている。
カナダでも、第7戦は『Sportsnet』および『TVA Sports』で1160万人が視聴。これは2010年バンクーバー五輪以外での英語放送史上最多となった。シリーズ全体の平均視聴者は810万人で、『Sportsnet』系列では史上最多の視聴者数を記録した。
