TL;DR
- シアトル・マリナーズはホルヘ・ポランコを残留させたかったが、ニューヨーク・メッツへ移籍した。
- ポランコはメッツと2年4000万ドルの契約を結んだと報じられている。
- マリナーズは契約額の高さとポランコの成績低下懸念から移籍を容認した。
- マリナーズはポランコ放出で得た資金で代役を探すことができるだろう。
シアトル・マリナーズは、ホルヘ・ポランコを残留させたい意向を明確に示していた。
しかしそれは実現しなかった。ポランコはニューヨーク・メッツへ移籍する。
現地13日(土)朝、ポランコが太平洋岸北西部を離れクイーンズへ向かうというニュースが報じられた。
Jorge Polanco and the Mets are reportedly in agreement on a two-year contract. Pic.twitter.com/7Mvn2h7D56
— MLB Network (@MLBNetwork) December 13, 2025
米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏によれば、契約は2年4000万ドル(1ドル155円換算で約62億円、以下同)だという。
マリナーズにとっては痛手なのは間違いない。
ではなぜマリナーズはポランコを移籍させたのか?
まず最初に契約額が理由として挙げられる。
ポランコに年間2000万ドル(約31億円)の価値を見出すのはかなり難しい。マリナーズは過去数シーズン、彼に年間600万ドル(約9億3000万円)程度しか支払っていなかった。
成績の低下が懸念される部分もある。
2025年、ポランコは確かに素晴らしいシーズンを送った。だが2022年、2023年、2024年を振り返ればその水準には程遠かった。
また彼の守備力は急速に低下している。もし彼が指名打者か守備の弱い野手となるのなら、相応の打撃力が求められる。
その上でもし彼の打撃が2025年の成績ではなく過去のレベルに近づく恐れがあるとしたら、この契約はかなりの過大評価となる。
当然ながらマリナーズは代役を探す必要がある。だがポランコにさほど高額を費やさずに済んだのでそのための資金は十分に確保できているはずだ。
原文:Why Mariners let Jorge Polanco leave for Mets
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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