セントルイス・カーディナルスは今冬、いくつかのトレードを成立させた。ソニー・グレイとウィルソン・コントレラスはともにボストン・レッドソックスへ移籍した。
次の動きとして、チームはノーラン・アレナドをアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ送り出した。
コントレラスやグレイのトレードとは異なり、カーディナルスがアレナドとの交換で獲得したのは2025年のドラフト8巡目指名権というプロスペクト1人のみだった。しかし 地元紙『アリゾナ・リパブリック』のニック・ピエコロ氏 が報じたように、このトレードで最も注目すべき点はカーディナルスがアレナドの契約を負担する部分だ。
カーディナルスはアレナドの契約4200万ドル(1ドル159円換算で約66億7800万円、以下同)のうち3100万ドル(約49億2900万円)を負担する。
理由は明白だ。そうしなければトレードは成立しなかっただろう。
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— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) January 13, 2026
カーディナルスが3100万ドルを負担する理由
「ダイヤモンドバックスはノーラン・アレナドの契約残額4200万ドルのうち、今年500万ドル、来年600万ドルを支払うと関係者が明かした」とピエコロ氏は報じた。
つまりカーディナルスは残りの3100万ドル、契約額の73%という多額の負担を引き受けることになる。
カーディナルスにとって巨額ではあるが、セントルイスがトレードを成立させるために受け入れざるを得なかった条件だった。
ダイヤモンドバックスは2年4200万ドルを負担してまでアレナドとのトレードに応じなかっただろう。ダイヤモンドバックスを納得させるには、カーディナルスはその契約の一部、理想的には大部分を引き受ける必要があった。
カーディナルスとして、その引き換えに1100万ドル(約17億4900万円)を節約し、2025年のドラフト8巡目指名だったジャック・マルティネスを獲得し、若手選手のための内野のロスター枠を空けることができたと考えることができる。
アレナドは昨季、打率.237、OPS.666とメジャー13年のキャリアで最も悪い成績に終わっていた。
外から見れば、アレナドは魅力的なトレード対象とは程遠かった。来季35歳になるアレナドは守備こそ優れているが、打撃面ではここ数年で明らかに衰えを見せ、過去最悪のシーズンを送ったばかり。怪我の懸念もある上、今後2シーズンで4200万ドルの契約が残っている。
彼に興味を示すチームを見つけるのは困難だったはずだ。だが幸いにもカージナルスはダイヤモンドバックスという引き取り手を見つけた。カージナルスがアレナドの契約の大部分を引き受ける意思がなければ、この取引が成立する可能性は皆無に等しかった。
原文:Why Cardinals took on $31 million of Nolan Arenado's contract in trade with Diamondbacks
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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