ライアン・ヘルズリーがオリオールズと2年契約を結んだことで、フリーエージェント市場(FA)の焦点は次のリリーフ投手陣へと移った。いずれも獲得できればスプリングトレーニング前の時点で優勝候補のブルペンを再構築できる投手たちだ。
中でも最も注目されるのはエドウィン・ディアスだ。ディアスはメッツとの間に残っていた2年の契約からオプトアウトし、FA市場に打って出た。2025年シーズンは66.1イニングで防御率1.63、28セーブ、98奪三振、WHIP 0.87という成績を残し、再びオールスターにも選出されている。依然として試合の流れを変える力を持ったクローザーだという評価を改めて実証したシーズンだった。
ディアスに続くのがロベルト・スアレスだ。大きな注目こそ集めはしなかったが、スアレスはパドレスでリーグ屈指の効率的なシーズンを送っていた。34歳の右腕は40セーブ、防御率2.97、WHIP0.90を記録し、彼もまたクローザーを求めるチームが必要としている実績を積み上げた。
2人に比べると、デビン・ウィリアムズには別の見方が必要だ。不安定さは増すが、潜在能力は計り知れないものがある。2025年のヤンキースでは防御率4.79と苦戦し、62イニングで90奪三振、WHIPは1.10をわずかに超える程度だった。ただ、ベースとなるスタッツは依然として堅調で、制球力さえ安定すれば再び圧倒的な投球ができるだろうと評価されている。
ピート・フェアバンクスもまたオプション権の拒否後、注目を集める存在となった。「トップクラスの救援投手」を探しているメッツのようなチームのターゲットとして、ディアス、スアレス、ウィリアムズと並んで名前が挙げられている。体調さえ万全なら、こちらもクローザーを任せられる投手だ。
この他にもストーブリーグの話題の中心となることないが、10月には重要な存在となる可能性のある、経験豊富な投手たちがフリーエージェント市場には控えている。タイラー・ロジャース、ホビー・ミルナー、ショーン・アームストロング、マーク・ライターJr.、カービー・イェーツ、デビッド・ロバートソンは、いずれも耐久性、投球術、相手打者との相性など、それぞれ異なる特徴を持っている。
ヘルズリーの契約で、大物選手がが1人消えることになったが、その一方で状況は明確になった。クローザーやトップクラスの中継ぎ投手を探しているチームにとっては、インパクトをもたらす選択肢はまだまだ残っている。ただ、獲得に踏み切るには多少のリスクを許容する必要はあるかもしれない。
原文:Four high-leverage relievers still on the board after Ryan Helsley signing
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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