デトロイト・タイガースは、このオフシーズンに注目を集めている。というのも、MLBの複数球団が、タイガースが今後どのような動きを見せるのかを注視しているからだ。
その理由は、タイガースが積極補強を計画しているトップコンテンダーだから、というわけではない。焦点は、2年連続サイ・ヤング賞受賞のエース、タリク・スクーバルをどうするのかという点にある。スクーバルはFA(フリーエージェント)になる前に新契約を結ぶ予定がなく、トレードの可能性は完全には否定できない状況だ。
しかし、ESPNのMLB担当であるジェフ・パッサン記者とカイリー・マクダニエル記者は、この冬のタイガースとスクバルに関する最新情報を共有した。他球団にとって残念なことに、スクーバルのトレードは現実的な選択肢ではないようだ。
ESPN記者によるタイガースのスクーバルのトレード方針とは?
「複数の球団幹部がスクーバルは移籍すると考えているものの、タイガースは“2年連続アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投手であるスクーバルをデトロイトに残す”というこれまでの方針を変える兆候を一切見せていない」と、パッサン記者とマクダニエル記者は記している。
MLBの多くの球団は、たとえ高額な金額を支払う必要があっても、スクーバルを獲得したいと考えている。しかし、マクダニエル記者とパッサン記者が指摘しているように、タイガースにはスクーバルを放出する計画は全くない。彼らは、スクーバルがトレードされる確率をわずか10%と見ている。
タイガースは2026年の優勝争いを目指しており、スクーバルを手放すことはその計画に逆行する。スクーバルは、もしロスターがしっかり整えば、デトロイトにワールドシリーズ制覇のチャンスをもたらす存在だ。
スクーバルを手放すことは、よほどの“破格の条件”を提示されない限り、デトロイトにとって現実的ではない。どれだけ金額を積まれたとしても、どの球団もスクーバルを2026年シーズン終了後にFAで失う可能性を避けることはできないため、タイガースとしても、そのようなオファーが届くことは考えにくい。
どの球団も、スクーバルを獲得するために“過剰な代償”を払うことはないだろう。理由は、リスクが大きすぎるからだ。スクーバルは確かに素晴らしい投手で、彼を手に入れればワールドシリーズを狙える戦力になる。しかし、多くの選手や将来有望な選手を差し出してまで獲得しても、たった1年でスクーバルがFAになって流出する可能性が高いため、そのリスクを引き受ける球団はほとんどいない。
マクダニエル記者とパッサン記者によれば、タイガースが優勝争いを目指している現状は、スクーバルをトレードする意図はまったくないという。拒みようのないほどの“超大型パッケージ”でも来ない限り、スクーバルはFAとなる前の最後の1年をデトロイトでプレーすることになる。
原文:Tigers trade plans for Tarik Skubal revealed by ESPN insiders
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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