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タイガースのタリク・スクーバルの好調を支えるルーティンは?

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

タイガースのタリク・スクーバルの好調を支えるルーティンは? image

デトロイト・タイガースには、現在のメジャーリーグでも屈指の好投手タリク・スクーバルがいる。

2024年に圧倒的な成績でオールスター選出、サイ・ヤング賞を受賞したスクーバルは、2025年も同様の圧倒的なパフォーマンスを披露しており、さらに進化している可能性すら感じさせている。しかし、スクーバルが素晴らしい投手であることは証明されつつあるが、彼自身についてはまだまだ未知の部分もある。

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そんなスクーバルがポッドキャスト番組『Pardon My Take』に出演した際、自身の試合前のルーティンを明かした。

「ルーティンはコーヒーを飲むことから…試合の3時間前にエスプレッソを3ショット飲みます」とスクバルは語った。

「それが自分が覚醒するための量で、準備万端で試合に臨めます」

エスプレッソの後には、1時間15分前くらいからいい感じで緊張し始めたところでキャッチボールを始めて気持ちを落ち着かせ、国歌が流れる頃にはブルペンに、といった流れがスクーバルのルーティンとなっている。

これまでのところ、そのルーティンはしっかりと効果を発揮しているようだ。今シーズン、39杯のエスプレッソを飲んだスクーバルは防御率2.16、6勝2敗という好成績を残している。

圧巻は現地5月25日(日)のクリーブランド・ガーディアンズ戦で見せた完封勝利だ。自身初完投初完封となったこの試合でスクーバルは9回を94球で投げ切る『マダックス』を達成、しかも最後の94球目に102.6マイル(約165キロ)を記録するという驚異的なピッチングを見せた。シーズン通算でも13試合の先発で83回1/3イニングを投げ、105奪三振に対し7四死球しか許しておらず、今季もアメリカンリーグのサイ・ヤング賞の有力候補として考えられている。

タイガースがメジャーリーグトップの好スタートを切れたのは、このエースの存在が大きい。この先もエースの活躍を維持するため、タイガースのフロント陣はまずエスプレッソマシンをしっかりと整備しておく必要がありそうだ。

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原文:Tigers' Tarik Skubal reveals pregame ritual
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.