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タイガースのタリク・スクーバルが史上5人目となる快挙を達成

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

タイガースのタリク・スクーバルが史上5人目となる快挙を達成 image

タリク・スクーバルは今、最もいい状態にあると言えるだろう。

それは彼の奪三振数と与四球の数を見れば明らかだ。現地6日(金)夜、シカゴ・カブスとの試合に先発したデトロイト・タイガースのエースは、7回2/3を投げて6奪三振を奪って与えた四球はゼロ、好調カブス打線を1点に抑えてチームを勝利に導いた。

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今季こここまでスクーバルは105奪三振を記録し、7つしか四球を与えていない。MLBのスタッツのエキスパートであるサラ・ラングス氏によれば、100奪三振をマークした時点で与四球が7つ以下のスタートを切った投手はスクーバル以前には4人しかいないという。

ちなみに歴代最高の記録を保持しているのは現在もドジャースでプレーするクレイトン・カーショウで、彼が2016年に100奪三振に達した時点での与四球は5つだった。

今回、スクーバルは与四球7つで、2010年のクリフ・リー(当時マリナーズ)、2017年のケンリー・ジャンセン(当時ドジャース、現エンゼルス)、2021年のリアム・ヘンドリックス(当時ホワイトソックス、現レッドソックス)の3人に肩を並べることとなった。

昨シーズンのアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたスクーバルは、投手のトリプルクラウン(最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振)を含む数多くの歴史的な記録を残した。そして今季もここまで防御率2.16で6勝をマーク、昨シーズンの防御率2.39を上回るピッチングを見せている。

スクーバルの名はこの先も様々な形でメジャーリーグの歴史に刻まれていくことになりそうだ。

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原文:Tigers ace Tarik Skubal will make MLB history with 1 strikeout vs. Cubs
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。