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大谷翔平は再び登板するのはいつ?ロバーツ監督は予定より早い投手復帰の可能性に「ゼロではない」

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

Daniel Mader

大谷翔平は再び登板するのはいつ?ロバーツ監督は予定より早い投手復帰の可能性に「ゼロではない」 image

大谷翔平がドジャースで登板する日は、少しずつ近づいているようだ。

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2024年シーズン前にドジャースと史上最高額の契約を結んで以降、このスーパースターの投手復帰について、腕の大手術からの回復を慎重に進めてきた。それでも彼は、ワールドシリーズ王者に加入して以来、MLBで最も優れた選手の一人であり続けている。しかし、大谷は近く、王者のチームにさらに貢献できる可能性が出てきた。

もともと2025年シーズン中に再びメジャーの打者と対戦する姿が期待されていたが、ドジャースからの最新の報告では、大谷の回復が予定よりも早く進んでいることが示唆されている。

ここでは、大谷翔平の登板復帰に関する最新情報と、ドジャースでの初登板がいつになるかについてをまとめた。

大谷翔平が再び登板するのはいつ?

2025年MLBシーズンが始まったばかりの2月、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、大谷が5月頃にマウンドに戻ると予想していた。しかしその後、登板時期はシーズン後半へとシフトするも、最近になって回復においてポジティブな進展が見られている。

4月には26球のブルペン投球を行い、5月下旬にはニューヨークのシティ・フィールドにて、ドジャースの打者に対するライブBP(実戦形式の投球練習)を行った。ドジャース加入後、実際の打者相手に投球するのはこれが初めてだった。

さらに最近、大谷はさらに大きなステップを踏んだ。現地時間6月10日のパドレス戦前、ロバーツ監督は記者団に対し、オールスター後とされていた登板復帰時期より早く戻る可能性が「ゼロより上」であると語った。

例年7月のオールスターゲームはシーズンの中間点として、選手にとっては休養のタイミングでもある。これまで大谷の復帰時期もオールスター後とされていたが、ロバーツ監督の発言からすると、同7月15日にアトランタで行われるオールスターゲームの前に投手復帰する可能性も出てきた。

ロバーツ監督とドジャース投手コーチのマーク・プライアーはともに、「同10日に3イニングのシミュレーション登板を行った際の大谷の状態が非常に良かった」と語った。この日、大谷は44球を投げ、ヒット性の当たりはゼロで6奪三振をマークした。

ESPNの記者によると、「大谷が登板復帰するのは8月よりも7月の方が現実的」とし、「復帰がオールスター前か後かが焦点」と述べた。またロバーツ監督は、チーム内で投手のケガが多発している状況から、大谷を急いでマウンドに戻す必要があることを認めつつ、「我々はまだ非常に慎重に対応している」と強調した。

オールスター前に登板する保証はもちろんないが、最新の見通しでは「7月上旬〜中旬」での復帰が少なくとも可能性として浮上している。

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大谷翔平のケガとは?

大谷は現在、右肘の内側側副靱帯(UCL)断裂からの回復の最終段階にある。2023年にトミー・ジョン手術を受け、それによりその年の登板を終了。2024年、2025年は今のところ打者のみ出場となっている。

大谷翔平が最後に登板したのはいつ?

最後に大谷が登板したのはエンゼルス時代の2023年8月2日。レッズ戦に先発したが、わずか1.1イニングで肘の違和感を訴えて降板し、後にUCL断裂が判明した。

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大谷翔平の投手成績

ドジャース移籍後もMVP受賞やワールドシリーズ制覇などを達成し、忘れがちだが大谷は健康なときにはMLB最高クラスの投手でもある。

2022年にはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入り、2020年(1.2回のみ登板)を除けば、毎シーズンで防御率3.32以下を記録してきた。ただし、これらの登板記録はすべてエンゼルス時代のもので、フリーエージェントでドジャースに移籍して以降、まだ実戦登板はない。

以下は、2018年のMLBデビュー以来の大谷の投手成績の概要である:

シーズン試合数勝-敗防御率投球回WHIP奪三振四球被安打自責点
2018104-23.3151.21.1663223819
202020-137.801.26.603837
2021239-23.18130.11.09156449846
20222815-92.33166.01.012194412443
20232310-53.14132.01.06167558546
通算8638-193.01481.21.08608173348161

原文:When will Shohei Ohtani pitch again? Dodgers star has 'north of zero' shot to return earlier than anticipated
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)


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佐藤瑞紀 Mizuki Sato

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。

Daniel Mader

Daniel Mader is a Content Producer for The Sporting News. He joined SN in 2024 as an editorial intern following graduation from Penn State University. He has previously written for Sports Illustrated, NBC Sports, the Centre Daily Times, the Pittsburgh Post-Gazette, The Daily Collegian and LancasterOnline. Daniel grew up in Lancaster, Penn., with a love for baseball that’ll never fade, but could also talk basketball or football for days.