ブルージェイズはア・リーグ東地区で首位を走っているが、トレードデッドラインが迫る中、大人しくしていたわけではない。
ブルペンにセラントニー・ドミンゲスを獲得したブルージェイズは現地31日(木)の朝、ガーディアンズの先発投手シェーン・ビーバーとのトレードをまとめ、大きな話題を振りまいた。このトレードは、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ氏が最初に報じた。
ビーバーは2020年の短縮シーズンでアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、その後も好投を続けてきたが、2024年の先発2試合目でトミー・ジョン手術を受けて以来、メジャーリーグ(MLB)のマウンドへの復帰を果たしていない。スプリングトレーニングでの軽度の故障を経て、復帰間近となったビーバーは、ブルージェイズの一員としてMLBのマウンドに戻ってくる。
シェーン・ビーバーのトレード詳細
ブルージェイズが獲得:
- シェーン・ビーバー(投手)
ガーディアンズが獲得:
- カール・スティーブン(投手)
ガーディアンズは、ビーバーと引き換えにブルージェイズからプロスペクトのカール・スティーブンを獲得した。
22歳のスティーブンは2024年のドラフト2巡目で指名選手で、今シーズンプロデビューを果たした。マイナーリーグの3つの異なるレベルでプレーし、17試合に先発して9勝1敗、通算91.2イニングで防御率2.06、被本塁打5本と優れた成績を残している。『MLB Pipeline』のランキングでは、ブルージェイズのプロスペクト5位にランクインしている。
ビーバーは、ケビン・ガウスマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、マックス・シャーザーといったベテラン投手が揃うブルージェイズの先発ローテーションに加わる。このグループすべての先発投手はいずれも30歳を超えているが、ガウスマン、ベリオス、バシットはMLBでも屈指の頑強な先発投手たちで、ビーバーが約16ヶ月の離脱を経て復調すれば、このユニットにとって大きなプラスとなる可能性がある。
原文:Shane Bieber trade details: Blue Jays acquire former Cy Young winner from Guardians for highly-touted prospect
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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