本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

45歳でのメジャー復帰を目指すロイヤルズのリッチ・ヒルがマイナーリーグで快投

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

45歳でのメジャー復帰を目指すロイヤルズのリッチ・ヒルがマイナーリーグで快投 image

数日前、カンザスシティ・ロイヤルズが45歳の投手に現役復帰のチャンスを与えるというニュースに頭を傾げていた人がいるとするならば、その疑念は現地20日(火)の試合で完全に払拭されたに違いない。

なぜなら、その話題の主であるリッチ・ヒルが最初の調整登板で圧倒的なピッチングを見せたからだ。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

ヒルはアリゾナ・コンプレックス・リーグでのカブス戦に登板すると、対戦した12人の打者をすべて打ち取り、7三振を奪った。

驚くべきことだが、その日ヒルが対戦した打者の誰一人として彼が2002年にドラフト指名された時に生まれていた選手はいなかった。

砂漠での戦い。45歳のリッチ・ヒルが対戦した12人の打者をすべて打ち取り、そのうち7人を三振に打ち取る快投で、@Royalsのデビュー戦を飾った! ヒルが2002年にシカゴにドラフト指名された当時、彼が対戦したACLカブスの打者全員がまだ生まれていなかった)

ヒルは昨シーズン、レッドソックスのブルペン要員として4試合に登板している。それ以前はリトルリーグで息子のコーチを務めるなど事実上の引退状態だった。それでもヒルは現役復帰を諦めてはいなかった。

これまで13チームでプレーしてきたベテラン左腕はキャリア通算で防御率4.01を記録し、1,409イニングを投げて1,428個の三振を奪っている。もし今回ロイヤルズでメジャー昇格すると14チームとなり、エドウィン・ジャクソン(ドジャース他)に次いでMLBで14チームでプレーした史上2人目の選手となる。

現時点では、ヒルのメジャー昇格の可能性はかなり高いと考えられる。実現すれば、今シーズンの最もクールなストーリーの1つとなるだろう。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Royals' 45-year old's comeback debut stats make end of MLB retirement seem real
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。