ボストン・レッドソックスはMLBプレイオフ進出を果たし、宿敵ニューヨーク・ヤンキースとの対戦を勝ち取った。その第1戦はリーグ屈指の左腕投手の対決となった。そして、最後に笑ったのはプレイオフ初登板で好投を見せたギャレット・クロシェだった。
「ギャレット・クロシェのこの日の117球目、最後の球は時速100.2マイルを記録し、今季自己最速タイとなった。クロシェは11奪三振、四球ゼロで2-1のリードを守り切って降板した。クロシェットのキャリア初のプレーオフ先発は見事な投球だった」と米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏はX(旧Twitter)に投稿した。
この試合で名を挙げたもう一人の選手が勝ち越し打を放った吉田正尚だ。試合後、彼は打席に向かう時に頭の中を明かした。
「相手はソギー(ニック・ソガード)にチェンジアップを投げ続けていた」と吉田は通訳を通じて語った。
「だから、速い球を内角高めに投げてくるかもしれないと考えた。初球から積極的に行こうと思っていてしっかりと捉えらえた」
MASA FOR THE LEAD. pic.twitter.com/7XvBcAs5vP
— Red Sox (@RedSox) October 1, 2025
数年前、吉田はオフシーズンの大型補強としてチームにやって来た。
「レッドソックスはウィンターミーティング最終日、必要としていた外野の打者・吉田正尚を獲得し、国際的な話題をさらう形で実りある一日を締めくくった」と公式サイト『MLB.com』は当時報じていた。
しかし吉田がプレイオフに出場するのはこの日が初めてだった。そして初のポストシーズンのゲームで、彼は決勝点となる打点を挙げ、MLBの歴史に名を刻んだ。
Masataka Yoshida of the @RedSox is the first player in MLB history to have a go-ahead hit with his team trailing on the first pitch he ever saw in his postseason career. pic.twitter.com/LIrzoXEKr6
— OptaSTATS (@OptaSTATS) October 1, 2025
『Opta Stats』によれば、吉田はポストシーズン初打席の初球で決勝打を放ったMLB史上初の選手となった。
この決定的な一打で、吉田は現地水曜日の第2戦での先発出場を手にするかもしれない。
レッドソックスがヤンキースを退けるにはもう1勝が必要だが、この日の吉田の一打はヤンキースに大きなダメージを与える一撃となったことは間違いないだろう。
An honor. pic.twitter.com/75Mp4E8eaw
— Red Sox (@RedSox) October 1, 2025
原文:Red Sox's Masataka Yoshida makes perfectly timed MLB postseason history in debut vs. Yankees
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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