ボストン・レッドソックスは外野手を多く抱え過ぎている。
そのため、このオフシーズンが始まった瞬間から、ジャレン・デュランかウィルヤー・アブレイユのいずれかをトレードすると予想されてきた。
デュランもアブレイユも放出すれば、内野のコーナーポジションか先発投手の獲得につながるだけの価値がある選手だ。だがいずれのトレードもまだ成立していない。メジャーリーグ全体を通じてトレード市場の動きはかなり鈍い状況だ。
とはいえ、レッドソックスがこのオフに動かないという選択肢は事実上ないだろう。その一因は吉田正尚の存在にある。実際には左の指名打者(DH)起用がより合理的な選手だが、彼もまた外野手だ。
「吉田正尚がいる限り過剰になる外野手の状態をこのまま維持するのは不可能だ。それでもレッドソックスはデュランの交換要員にそれなりの選手を求めるだろう」と 米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏は 現地18日(木)に報じた。
パッサン氏が言うように、現状は「維持不可能」という言葉がぴったりだ。レッドソックスは新シーズンに向けてこのメンバーを維持できない。
ロマン・アンソニーとセダン・ラファエラは外野の定位置が保証されている。吉田以外ののDH候補を考慮する前の時点で、外野の一つと指名打者のポジションにあと3人も候補の選手がいるのは多すぎる。
レッドソックスはすでに今オフ、若くて打撃力のある外野手ジョスティンソン・ガルシアをトレードで放出した。単純に出場機会を与えられない状況だったためだ。
レッドソックスの外野手の整理がまだ終わっていないことはほぼ間違いない。問題はいつ、誰を、誰と交換するかであって、確実に訪れることだ。
ボストンはまた外野手をトレードで放出するだろう。それは吉田ではない。彼の価値はそれほど高くないからだ。だが、整理する理由の一つは彼の存在にある。
原文:Red Sox trade plans impacted by a Masataka Yoshida problem
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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