ボストン・レッドソックスは何の動きも見せていなかった。
しかし、デッドラインまで残り10分となったその時、『ESPN』のジェフ・パッサン氏が投稿した。
ドジャースのダスティン・メイがレッドソックスへ、ブザービーターのトレードが決まった。
メイの獲得はレッドソックスにとって大きな補強となる可能性がある。
身長198センチの赤毛の右投手はかつて大いに期待されたプロスペクトだった。
だが6シーズンの通算成績は18勝16敗で防御率3.71、2023年には防御率2.63を記録したものの、翌2024年シーズンは怪我で全休するなど、怪我と不安定さに苦戦してきた。
今シーズンはここまで6勝7敗、防御率4.85の成績を残している。
メイは今季104イニングで97奪三振を記録しているように、どんな場面でも有効な、球威のあるシンキング・ファストボールを持っている。
過去にはリリーフ役に回っていた経験も少しあるので、新天地では先発確定とはならないかもしれない。これまでは長いイニングを投げられるように調整してきたが、ポストシーズンが近づくにつれ、レッドソックスはメイの最適な起用方法を模索していくことになるだろう。
何ら収穫なくトレードデッドラインを迎える可能性もあったが、最終的にはメイを獲得することができた。レッドソックス・ファンは、チームがアクションを起こしたことに一安心していることだろう。
原文:Red Sox trade for Dustin May from Dodgers, snapping drought right before deadline
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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