ボストン・レッドソックスはアレックス・ブレグマンの残留に関してほとんど動きを見せておらず、それは後々痛い目を見る原因になるかもしれない。もしブレグマンがチームに残らなければ、ファン、そしてチーム自体を納得させるだけの替わりの選手を見つける必要がある。
そんな中、ボストンにとって幸いにも注目される大物フリーエージェントの一人を獲得できる可能性が高まったかもしれない。米ケーブル局『ESPN』の ジェフ・パッサン氏 によれば、日本プロ野球(NPB)のスーパースターである村上宗隆の獲得競争は縮小傾向にあり、短期契約で合意せざるを得ない状況になりつつある。
「今井(達也)と岡本和真に開かれていた扉は今や閉ざされつつあるが、村上についてはほぼ閉ざされた状態だ... 懸念材料があるにしても、村上はその全盛期をカバーするような長期契約を結ぶ可能性がある。もし20代のうちに再びフリーエージェントとなるような、短期で高額な契約が提示されれば、疑問視されている点を払拭した状態でフリーエージェント市場に再参入し、現時点では得られないような大型契約を手にできる可能性も出てくるだろう」とパッサン氏は書いている。
NPBでの8シーズンで村上は1003試合に出場し、打率.273、出塁率.394、長打率.550、OPS.945、170二塁打、265本塁打、722打点を記録した。攻撃面で言えばブレグマンの代替選手となりうるだろう。
レッドソックスにとっても都合がいい話だ。なぜならチームはフリーエージェントに長期契約を提示することに全く興味を示してこなかったからだ。短期契約で村上を獲得し、その実力を証明させた上で延長契約を提示するという流れは、フロントの運営方針に見事に合致する。
理想的にはブレグマンの残留を実現することだろう。彼はチームにとってかけがえのない存在だ。しかし、村上獲得でブレグマンの穴を埋めるか、あるいは両者を獲得できれば、それはレッドソックスにとって大きなプラスとなるだろう。
原文:Red Sox receive seemingly advantageous update regarding NPB superstar, possible Alex Bregman replacement
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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