『2度のワールドシリーズMVP』はブレグマンの代役候補になり得る? 米記者のレッドソックス補強案を分析

TJ Morin

小鷹理人 Masato Odaka

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ボストン・レッドソックスの今オフの主な目標は、チームのスーパースターでありリーダーであるアレックス・ブレグマンと再契約することだ。しかし、もし彼をFAで失う可能性があるなら、その代役を考えておく必要がある。

多くの人はピート・アロンソが代役になると考えているが、ブレグマンの再契約に加えてアロンソを獲得するというのがより良い選択である。したがって、レッドソックスはアロンソと併せてもう1人スター選手を手に入れる必要がある。Fansidedのクリス・ランダース氏は、レッドソックスがセカンドの問題を解決しつつ、2度のワールドシリーズMVPであるコーリー・シーガーをブレグマンの代役として獲得し得ると考えている。

「レッドソックスはブレグマンと再契約し、マイヤーをセカンドに入れ、キャンベルをファーストや外野の穴を埋めるために使うという方法もある。あるいは、シーガーを思い切って獲得し、セカンドに入れてメイヤーを三塁に回す選択肢もある。それは守備力としてはわずかな後退をするかもしれないが、それでも問題なく、しかもシーガーは間違いなくブレグマンよりも大きな打撃インパクトを与える選手だ。そして契約には残り6年1億8600万ドルが残っているため、そこまで高額になることもないだろう」とランダース氏は記している。

今季、シーガーは 打率.271/出塁率.373/長打率.487/OPS.860 を記録し、二塁打19本、本塁打21本、打点50を102試合でマークした。今季の数字はブレグマンとほぼ同等であり、代役としても理想的と言える。

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唯一の問題は、右打者を左打者に置き換えることになる点だ。レッドソックスが「左打者偏重のラインナップ」という問題を抱えているのは明らかであり、シーガーを獲得するのであれば、アロンソのような右打者も確実に手に入れる必要がある。

もしそれができるなら、このトレード案はかなり良いものに見える。しかし、もしブレグマンと再契約し、さらにアロンソも獲得できるなら、この案は必要なくなる。それでも、このアイデアをバックアップとして持っておくのは賢明だ。

原文:Red Sox predicted to make blockbuster trade for $325 million two-time World Series MVP, five-time All-Star to replace Alex Bregman
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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