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レッドソックスが指名打者に定着したラファエル・デバースに再度のポジション変更を打診中

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

レッドソックスが指名打者に定着したラファエル・デバースに再度のポジション変更を打診中 image

ボストン・レッドソックスは開幕時点でラファエル・デバースを指名打者に固定するという重要な決断を下した。その結果、トリストン・カサスが故障のためチームを離脱した際にちょっとしたトラブルが巻き起こった。

カサスが膝の怪我で離脱した際、レッドソックスはデバースに一塁手としての起用を打診した。しかし、デバースはこの要請を快く思わず、チームが自分を不当に扱っている、レギュラーの指名打者として起用する約束を守っていないとチームを批判する発言をした。

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デバースがフロントオフィスを批判したことで、彼が一塁手としてプレーする可能性はなくなったと考えられていた。しかし、カサスに続いてアレックス・ブレグマンが負傷したことで、ボストンではデバースがどこでプレーするのか、そのポジションが再び注目の的となっている。

アレックス・コーラ監督は、ブレグマン欠場の間もデバースが三塁に戻ることはないが、一塁でのプレーについてはまだ話し合っていると語った。

「今も(三塁以外の)他のポジションについては話し合っている。ただ現時点では何も決まっていない」とコーラ監督は答えている。

「まだ状況について話し合っているところ。それが現状だ。今週末のアトランタでの試合では(クリスチャン・キャンベルが) 1 塁を守る可能性がある。話しはしている。詳細については答えられないが、(デバースの)3塁については答えはノーだ」

デバースはすでに一塁手としてプレーしたくないことを明確に表明している。その話を持ちかけられた時、彼はチームがポジション変更の難しさを考慮していないと感じていた。指名打者に転向した際もシーズン序盤は19打数0安打と苦戦し、適応するまでに時間がかかった。当初は三塁手を譲るつもりはないと頑なだったデバースだったが、今では違う考えのようだ。

レッドソックスが苦戦を続ける中、デバースにはこの先、一塁手としてプレーすることを余儀なくされる可能性がある。ただもしそれが実現すれば、レッドソックスとしては空いた指名打者のポジションに吉田正尚が復帰すれば起用もできるし、トップ・プロスペクトのロマン・アンソニーのメジャー昇格を考えることもできるはずだ。

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原文:Red Sox considering another Rafael Devers position change as injuries mount
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Aaliyan Mohammed

Aaliyan Mohammed is a sports journalist who graduated from Mississippi State University. He covered MLB prospects for MLB.com. He has also spent time covering the Green Bay Packers as well as college sports in the SEC. His work features interviews with Gilbert Brown, Andre Rison, Mike Leach and multiple MLB executives.