ボストン・レッドソックスのクローザー、アロルディス・チャップマンは、キャリアハイのシーズンを送っている。これはMLB史上で見ても屈指の成績だ。ここまで既にゲームのような数字を叩き出していたが、現地1日(月)のガーディアンズ戦登板後はさらに驚異的な数字となった。
『DraftKings』のジョーダン・ムーア氏によれば、今後の試合次第で現在防御率1.00のチャップマンはレッドソックスのチーム史に名を刻む可能性があるという。
「アロルディス・チャップマン(防御率1.00)が今後5.0イニングを無失点で抑えれば、レッドソックスのリリーフ投手として過去最高の防御率を記録することになる。現在の記録保持者のジョナサン・パペルボンで、2006年に0.92の防御率を記録している。彼(チャップマン)は46人連続で安打を許していない」とムーア氏はX(旧Twitter)に投稿した。
現記録保持者のパペルボンもまたXに投稿し、チャップマンに新記録を達成してほしいと語った。
「記録は破られるためにある。彼がこの記録を破ることを願っている。レッドソックスがプレイオフに進出するなら、彼には素晴らしいポストシーズンを送ってほしい!」とパペルボンは投稿した。
チャップマンが記録を破る可能性は充分にある。現在のクリーブランド・ガーディアンズとのシリーズが終わると、レッドソックスは今週末にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとアスレチックスと対戦する。いずれもリーグ中位から下位のチームだ。今のチャップマンであれば、防御率をさらに下げ続けるチャンスはあるはずだ。
もしチャップマンが記録を更新すれば、わずか1シーズンでチームのレジェンドとなる。仮に達成できなくても、チャップマンは37歳にして先日2027年の相互オプション付きの1年1330万ドル(1ドル147円換算で約19億5510万円)の契約延長を手にした。ボストンの歴史に名を刻む機会は少なくともあと1シーズン残されている。
Chappy with all the love for his teammates. pic.twitter.com/eYSTbC5Mti
— Red Sox (@RedSox) September 1, 2025
(チャッピーがチームメイトへの愛を語る)
原文:Red Sox closer Aroldis Chapman's video-game season has a chance to make franchise history after latest outing
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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