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レッドソックスのラファエル・デバース、GMからの一塁転向の要請を断り「自分の仕事をすべき」と明言

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

レッドソックスのラファエル・デバース、GMからの一塁転向の要請を断り「自分の仕事をすべき」と明言 image

ボストン・レッドソックスのトリストン・カサスは膝の怪我により今季のプレーが絶望的となった。この離脱によって、ラファエル・デバースが一塁を守る可能性が浮上し、ボストンでは大きな問題となっている。

 『MassLive』のクリストファー・スミス氏 によれば、レッドソックスの野球部門責任者のクレイグ・ブレスロウ氏はデバースに一塁を守るよう要請したと言う。

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これに対し、デバースはこのポジション変更を検討するつもりはないとし、ブレスロウがその話を持ちかけたこと自体に不満を表明した。

レッドソックスはこのオフ、アレックス・ブレグマンを獲得したことでデバースを三塁から指名打者に転向させたが、この時もデバースが三塁のポジションを明け渡すのは一筋縄ではいかなかった。それでも、最終的にデバースは指名打者への転向を受け入れ、この2ヶ月間新たなポジションに慣れるための調整を続けてきた。

「彼らとは話し合った」とデバースはスミス氏の取材に答えた。

「これまでと異なるポジションをプレーするように求めてから2ヶ月しかプレーしていない状況で、突如また別のポジションでのプレーさせるというのは、個人的には良い判断とは思えない」

デバースはさらに記者団に対し、ブレスロウ氏とフロントオフィスは自分の仕事をし、移籍市場で一塁手を探すべきだと語り、再度のポジション変更を求めてきたことで自分は軽視されていると感じていると語った。

「(指名打者にコンバートさせた時)彼らは他のポジションでプレーすることを認めたくないと言っていた」とデバースは語っている。

「であれば、今は彼らが自分の責任を果たし、移籍市場を探って別の選手(一塁手)を探すべきだ。なぜ彼らが今のような立場に自分を置いているのか、自分にはよく分からない」

デバースはさらに今は明確な線引きが必要だと語った。もし自分が再度のポジションに柔軟に対応すれば、チームは将来的にまたポジションを変更させる可能性があると考えている。アレックス・コーラ監督は、デバースのポジション変更はないと一貫して主張しているが、一方で ブレスロウ氏はこれまで2度にわたってその可能性に言及してきた

デバースは、トレードで新たな選手を獲得するか、今のチーム編成で戦うかの二択だと明確に主張しており、一塁への再コンバートを受け入れる様子はない。カサスの離脱以来、エイブラハム・トロとロミー・ゴンサレスが一塁でのプレー時間を分け合っている。

レッドソックスとデバースは2023年に11年という長期契約を結んでいる。将来にわたるチームの中心選手として期待してきたデバースとの関係悪化に対してレッドソックスとブレスロウ氏がどう対処していくのか、今後の対応が注目される。

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原文:Rafael Devers tells Red Sox GM Craig Breslow how to do his job after recent disrespect
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Staff Writer

News Correspondent