「村上や岡本よりいいかも」ドジャース、密かに注目浴びる新戦力候補が!? キム・ヘソンの存在も追い風になるか

柴田雅人 Masato Shibata

「村上や岡本よりいいかも」ドジャース、密かに注目浴びる新戦力候補が!? キム・ヘソンの存在も追い風になるか image

ロサンゼルス・ドジャースは2023年~2024年オフにかけ、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、キム・ヘソンとアジア人選手を多く獲得した。その影響もあり、今オフも村上宗隆(ヤクルト)、岡本和真(巨人)らの移籍先候補としてしばしば名を挙げられているが、ソン・ソンムン(韓国KBO・キウム)も密かに注目を集めつつあるようだ。米メディア『ドジャースウェイ』が報じている。

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現在29歳のソンは本職の三塁をはじめ内野の複数ポジションを守れる選手で、今季は打率.315、26本塁打、90打点といった好成績をマーク。韓国代表として出場した11月15日の強化試合・対侍ジャパン戦では、森浦大輔(広島)からソロ本塁打を放っている。

そこから数日が経った同月21日、韓国KBOはキウムからの要請に応じてソンをポスティングにかけたと発表。過去にキウムで一緒にプレーしたキムやイ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)らに続けるかどうか注目されている。

同メディアは「ドジャースはマックス・マンシーの控えとして、キムの元同僚をターゲットにする可能性がある」と題した記事で、ソンについて「KBO選手のフリーエージェント(FA)はNPB選手ほど目立たない。ドジャースが今年1月にキムと契約するまで、彼に興味を持っているとはほぼ知られておらず、契約のニュースが確認されるまでにも時間がかかった。ソンも同様に目立たない形で終わる可能性があるが、もしドジャースが興味を持っているなら、キムという明らかな接点がある」と言及。ドジャースはキムの“コネ”を使って獲得を狙える立場だとした。

ドジャースは今オフ、三塁レギュラーのマンシーに対して1年1000万ドル(約15億6300万円)の球団オプションを行使している上、内野のバックアップ要員であるキケ・ヘルナンデス、ミゲル・ロハスとの再契約も有力視されている。ソンを狙う必要性はそこまで高くないようにも思えるが、同メディアは「ソンはロハスの代役として内野のバックアップの役割を完璧に果たし、その間にドジャースは彼のプレーを見極めつつ、フルタイムでの起用が可能かどうか判断するだろう。ある意味では、村上や岡本といった選手を獲得するよりいい選択かもしれない」と、低リスクで戦力アップできる可能性があると見解を示している。

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Editorial Team