現地12日（水）ポール・スキーンズはナショナルリーグのサイ・ヤング賞を受賞した。その晴れの受賞後の取材で、ピッツバーグ・パイレーツのエースは飛び交う噂について説明しなければならなかった。
スキーンズのチームメイトの一人が、スキーンズはニューヨーク・ヤンキースでプレーしたいと話しているのを耳にしたという報道がされたためだ。
当然ながら、スキーンズはその件について質問を受けた。
「その噂がどこから出たのか、自分は知らない」と スキーンズは水曜日に記者団に語った。
「目標は勝つこと、ピッツバーグで勝つことだ」
パイレーツは2025年、71勝91敗でナショナルリーグ中地区最下位に終わった。
「ピッツバーグ以外のファンから見たら、自分たちは勝つチームではない」とスキーンズは水曜夜の記者会見で語った。
「29チームのファンが自分たちの敗北を予想している。自分はそれを変える26人の一人になりたい」
パイレーツもまたスキーンズの移籍を認めるつもりはない。
「問い合わせは来る。どれも礼儀正しいものだ」とベン・チェリントンGMは 火曜日に記者団に語った。
「他のチームが尋ねるのは当然だ。今後も続くと思う。だが答えは変わらない」
スキーンズは2025年、187.1イニングを投げてMLBトップの防御率1.97、216奪三振を記録した。
勝ち星は10勝10敗に過ぎなかったが、それでもナショナルリーグのサイ・ヤング賞は満場一致で彼に決まった。
スキーンズがフリーエージェントになるのは2029年シーズン終了後だ。それまでスキーンズを巡る噂を完全に消し去ることはできないだろう。このエースにふさわしいチームをフィールドに送り出せるかどうかは、パイレーツのフロント陣次第だ。
原文：Pirates' Paul Skenes breaks silence on Yankees trade rumor
翻訳・編集：石山修二（スポーティングニュース日本版編集部）
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