ピッツバーグ・パイレーツは予期せぬ形で選手を失うこととなった。
三塁手のキャム・デバニーは2026年、控えの内野手として想定されていた。
ところが彼は太平洋を渡る決断を下した。
地元紙『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』のコリン・ビーズリー氏 によれば、デバニーは日本プロ野球(NPB)の阪神タイガースと契約する。
28歳のデバニーはこの夏のトレードデッドラインにアダム・フレイジャーのトレードでロイヤルズから加入し、シーズン後半にメジャーデビューを果たしたところだった。
トレード時点で、デバニーはAAAオマハで打率.272、18本塁打、14二塁打を記録していた。
その後、AAAインディアナポリスでは打率.256、長打率.361と調子を落とし、パイレーツ昇格後の14試合では打率.139と大きく苦しみ、打席の半分以上で三振を喫した。
デバニーにとって見れば今回の日本行きは、AAAとメジャーの間を行き来する選手となるよりも良い契約を獲得するチャンスとなるだろう。
パイレーツとしてもデバニーを2026年の先発メンバーとしては想定していなかっただろう。控え選手としてMLBのロスターに滑り込む程度だったはずだ。
ただ、デバニー獲得は短期間で失敗に終わったことになる。フレイジャー放出で大きな見返りを得られるとは見込んでいなかっただろうが、デバニーの早すぎる離脱は間違いなくフロントの失策として記録されるだろう。
原文:Pirates' 28-year old hitter leaving MLB to play in Japan's NPB
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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