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フィリーズのカイル・シュワーバーがフリーエージェントとなる来季の行先を示唆

石山修二 Shuji Ishiyama

Jackson Roberts

フィリーズのカイル・シュワーバーがフリーエージェントとなる来季の行先を示唆 image

現地15日(火)の夜、フィラデルフィア・フィリーズのファンは改めてカイル・シュワーバーに惚れ直したに違いない。

3度のオールスター選出経験を持つシュワーバーは、オールスターゲームこそノーヒットに終わったが、オールスターで初めて実現したタイブレーク、同点の試合を決するためのホームランダービーで見事な活躍を見せた。

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各リーグから3人の選手が打席に立ち、各選手が3球を打つことができるルールの中、3-1でリードされたナショナル・リーグの2番手、シュワーバーは3球全てでホームランを放ち、チームを勝利に導いた。

この活躍でオールスターゲームMVPに輝いたシュワーバーは、ここからプレイオフ進出に向けてシーズン後半戦を戦っていく。しかし、これがフィリーズでの最後のシーズンになる可能性があることを彼は自覚している。

試合後、『Audacy』のロブ・ブラッドフォード氏の取材を受けたシュワーバーは、フリーエージェンシーについて、また過去に一度そのプロセスを経験したことが今後を考える上で役に立つか、自分なりの考えを明かした。

「いわゆる『本当の』フリーエージェントを経験して、その期間に何が起こるかを理解しているので、多少は落ち着いていることができると思う。しかし、未知数の部分もたくさんある」とシュワーバーは語った。

「希望としては、まずフィラデルフィアの状況を見守りたい。もし(残留に向けた)交渉の余地があるなら交渉するし、ないならないでそれもまた楽しいだろう。でも今年はとにかくワールドシリーズの制覇に集中している」

シュワーバーがフィラデルフィアに残りたいと考えていることは明らかだ。

彼はここまで96試合で30本塁打、OPS .923とキャリア最高のシーズンを送っている。もし彼が現在の活躍を続けられるなら、フィリーズにとっても彼の残留は望ましい。

しかし、チームを鼓舞し、『シュワーボム』をスタンドに打ち込むことができるとはいえ、DH専任のシュワーバーにフィリーズは果たしてどれだけの金額を投じることができるだろうか? それ以前に、32歳のシュワーバー獲得にフィリーズを上回るオファーを出すチームが果たしてあるだろうか?

シュワーバー自身の言う通り、まずは後半戦の行方を見守るしかない。

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原文:Phillies' Kyle Schwarber hints at where he wants to play in 2026
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Jackson Roberts

Jackson Roberts is a former Division III All-Region DH who now writes and talks about sports for a living. A Bay Area native and a graduate of Swarthmore College and the Newhouse School at Syracuse University, Jackson makes his home in North Jersey. He grew up rooting for the Red Sox, Patriots and Warriors, and he recently added the Devils to his sports fandom mosaic.