現地時間6月15日、サンディエゴ・パドレスは大きな痛手を負った。
外野手ジャクソン・メリルが脳震盪による症状のため、7日間の負傷者リスト(IL)入りとなったのだ。球団は代替として、ユーティリティプレイヤーのトレントン・ブルックスをマイナーから昇格させた。
ブルックスは今季トリプルAで、打率.311、14本塁打、54打点、OPS 1.001というハイパフォーマンスを見せている。
メリルが負傷したのは、同14日に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの試合の中で起きた。7回に盗塁を試みた際、ダイヤモンドバックスの二塁手ケテル・マルテからヘルメットの前面に強烈なタッチを受けた。その場に倒れ込んだメリルは数分間動けず、チームトレーナーの補助を受けて退場した。
パドレスは慎重を期してメリルを負傷者リスト入りする決断を下した。もともと彼はさらなる検査を受けるため、翌日の試合を欠場する予定だった。
現在、パドレスはナショナルリーグ西地区で38勝31敗の3位に位置しており、首位ロサンゼルス・ドジャースとは3ゲーム差になっている。
メリルは今季すでにハムストリングの故障により約1ヶ月間の戦線離脱を経験しており、今回が2度目の離脱となる。2024年のナ・リーグ新人王投票で2位となったメリルは、健康であるときは昨季の好調を維持しており、今季ここまで44試合で打率.304、5本塁打、OPS .823を記録している。
原文:Padres suffer major blow as Jackson Merrill hits the concussion IL
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)