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パドレスによるトレードデッドラインでのメイソン・ミラー獲得はドジャースがお手本と元MLB選手が指摘

石山修二 Shuji Ishiyama

Eduardo Razo

パドレスによるトレードデッドラインでのメイソン・ミラー獲得はドジャースがお手本と元MLB選手が指摘 image

サンディエゴ・パドレスにとって、トレードデッドラインは多忙な一日となった。A.J.プレラーGMが最優先課題としたのはブルペンの強化だった。

現地木曜日、パドレスは18 歳のショートストップ、レオ・デ・ブリースと右投手のブレイデン・ネット、ヘンリー・バエズ、エドゥアルニエル・ヌニェスを放出し、アスレティックスからメイソン・ミラーとJ.P.シアーズと交換で獲得したと『ESPN』 が報じた。

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このトレードでパドレスは、オールスター・クローザーのロベルト・スアレス、トップセットアップマンのジェイソン・アダムという2人の右腕に加えてミラーを擁するブルペン陣を揃えた。

中にはミラーのような才能ある選手を獲得できるとしても、ブルペンの投手獲得のためにリーグ3位のプロスペクトを手放したことを疑問に思っている向きある。

その答えはナ・リーグ西地区のライバル、ロサンゼルス・ドジャースにあると元 MLB選手のヨンダー・アロンソ氏は指摘する。

パドレスは、昨季のドジャースがワールドシリーズ優勝に向けて、複数のブルペン投手を起用して結果につなげたことを目の当たりにして、強力なブルペンの重要性を実感していた。アロンソ氏はパドレスが今、昨季のドジャースと同じ戦略を採用しようとしているのだと分析している。

「(昨シーズンの)最高のチームのひとつはドジャースだった」と、アロンソ氏は『 MLB ネットワーク』で語った。

「ワールドシリーズの第5戦はブルペンゲームだった。それは、現在のゲームのあり方を如実に表していた。現在のパドレスのように、複数のイニングを投げられる強力で安定したブルペンがあれば、さまざまな形で試合を組み立てることができるだろう」

(「パドレスのように複数イニングを投げられる強力で安定したブルペンがあれば、チームとして有利だ」@YonderalonsoU、マティ・V、ジェイク・ピービー、リック・ハーンがトレードデッドラインが迫る中でサンディエゴの優位なポジションについて議論する。)

複数イニングを投げられ、ブルペンゲームにも対応できる投手を揃えるというこのアプローチで、パドレスがドジャースを破り、ワールドシリーズ優勝を果たすことができるのか、興味深いところだ。

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原文:Padres’ Mason Miller trade driven by Dodgers’ blueprint, says ex-MLB player
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Eduardo Razo

Eduardo Razo is a freelance writer with The Sporting News. He has covered teams for NBC Sports Washington and NBC Bay Area. Eduardo also previously served as an editor at Athlon Sports.