メイソン・ミラーは今年のメジャーリーグ(MLB)のトレードデッドラインで最も注目された選手の一人だった。サンディエゴ・パドレスはこの剛速球クローザーの争奪戦に勝利し、ナショナル・リーグ西地区優勝へ向けてロサンゼルス・ドジャースを追っている。
現地3日(水)の夜、ミラーはなぜ多くのチームが彼を欲しがったのか、その理由を証明してみせた。ボルチモア・オリオールズの打者3人を9球で三振に打ち取る、いわゆる『イマキュレート・イニング』を達成した。
8回表、マウンドに上がったミラーはスライダーを主体にジェレマイア・ジャクソン、ライアン・マウントキャッスル、エマニュエル・リベラを三者連続で三球三振に仕留めた。
Immaculate 🤌 pic.twitter.com/B2mwj9g4Uf
— San Diego Padres (@Padres) September 3, 2025
ミラーの『イマキュレート・イニング』はMLB史上117度目、108人目の達成者となった。
パドレス史上では、ミラーが2人目の『イマキュレート・イニング』達成投手となった。もう1人は2002年6月12日に同じくオリオールズ戦で達成したブライアン・ローレンスである。
サンディ・コーファックス(元ドジャース)、クリス・セール(ブレーブス)、マックス・シャーザー(ブルージェイズ)の3投手は、それぞれ3度の『イマキュレート・イニング』を達成している。
この試合、パドレスはミラーの好投にもかかわらず5-7で敗れて通算成績76勝64敗となり、ナショナルリーグ西地区首位のドジャースに依然として2.5ゲーム差をつけられている。
原文:Padres' Mason Miller put together a feat rarer than a no-hitter
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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